多良木駅
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多良木駅(たらぎえき)は、熊本県球磨郡多良木町大字多良木にあるくま川鉄道湯前線の駅である。多良木町の中心駅。
駅構造
単式1面1線のホームを持つ地上駅である。平日には多良木高等学校の生徒が通学に利用している。 駅舎は1997年に改築された。有人駅で駅舎脇に公衆電話ボックスがある。
かつては交換可能な相対式2面2線のホームで、踏切の反対側人吉寄りに昔のホーム跡が残っている。
駅周辺
多良木町の中心市街地にあり、商店や住宅も多い。当駅南側の約200mの距離を国道219号が走っている。国道上には産交バスの多良木バス停がある。
- 駅前花公園 - 駅前の小さな広場。
- 多良木えびす物産館 - 駅を出てすぐ右手にある。
- 多良木えびす温泉センター - 駅の北側にあり踏切を渡って徒歩1分である。
- 多良木町立多良木中学校
- 多良木町役場 - 当駅より約500m。
- 多良木町民体育館
- 吉田家具
- オサダ多良木店
- 多良木幼稚園
- ゆめマート多良木店
- サンロード多良木店
- 熊本県立多良木高等学校
- 国道219号
- 太田家住宅(国指定重要文化財)- 駅東方約2.5km。相良家の家臣だった太田家の民家で江戸時代末期の建築とされる。
- ブルートレインたらぎ - 列車ホテル。2009年3月まで寝台特急「はやぶさ」として走っていた国鉄14系客車を町が買い取った。2010年3月9日深夜に、B寝台車2両(スハネフ14-3・オハネ15-6)と、B寝台1人用個室「ソロ」の1両(オハネ15-2003)の計3両が陸送されて同年7月1日に開業[1]。
歴史
- 1924年(大正13年)3月30日 - 国鉄の駅として開業。
- 1980年(昭和55年) - 貨物取扱廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道(JR九州)に継承。
- 1989年(平成元年)10月1日 - JR湯前線の第三セクター化に伴いくま川鉄道に引き継がれる。
- 2010年(平成22年)7月1日 - 駅前の操車場跡地に「ブルートレインたらぎ」が開業。同駅では記念入場券を販売。