増富温泉
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テンプレート:日本の温泉地 増富温泉(ますとみおんせん)は、山梨県北杜市須玉町小尾(旧国甲斐国)にある温泉である。増富ラジウム温泉とも呼ばれる。
泉質
- 放射能泉
- 温泉概要 (増冨の湯のデータを参考)
- 源泉泉質含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(高張性中性低温泉)
- 効能
- 糖尿病・通風・筋肉疲労・精神疲労・循環器障害・リュウマチ・アレルギー体質・内臓疲労アトピー性皮膚炎・更年期障害・肝機能障害・胆石症など
- 地下300mより汲み出された源泉には、地球の気(生命エネルギー)がいっぱい入っています。絶えずその源泉をかげ流しすことにより湯舟を新鮮な状態に保つことを心がけております。源泉(25℃・30℃・35℃・37℃)の中から、その日お客様の体調に合った一番入浴しやすい源泉をお選びください。目安としては30分我慢せずに入れる所です。
- 期待効果として
- 入浴により源泉中の元気の気を身体に吸収して元気が復活する。
- 30分入浴することにより約10ccの源泉が皮膚の毛細血管を通じ体内に入り込み、内臓臓器にその成分が注がれ内臓疾患等に好影響を与えます。
- 血液の循環機能を向上させ、新鮮な栄養・酵素・免疫機能が各細胞に注がれます。
- 『身体の冷えにより血中・身中に老廃物が増え、毒素が溜まり、免疫力・恒常機能・内蔵機能低下により生活習慣病の原因を作ってしまいます。源泉に浸かることで、体内の余分な水を排出させ、身体を温めようと細胞の働きが活発になり、自力で身体を温めようとする(新陳代謝を高める)効果が出てきます。また、同時に老廃物や毒素を出す働きも促進されます。』
温泉街
秩父多摩甲斐国立公園内、塩川支流本谷川の侵食で渓谷が作られ、山間に8軒の旅館が存在する。
共同浴場は存在しないが、一般社団法人護持の里たまゆらが運営する日帰り入浴施設が1軒存在する。
歴史
武田信玄が金山開発中に発見した隠し湯であるという伝承をもつ。効能の高さから湯治場として栄えた。金峰山をや瑞牆山を望む景勝地で、明治には「国民新聞」の依頼で紹介文を書くため飯田蛇笏の案内で日野原から増富を訪れた高浜虚子をはじめ、井伏鱒二や中山義秀、田中冬二をはじめ多くの文人や画人が訪れた。
昭和40年8月5日、国民保養温泉地に指定。2004年に発生した温泉偽装問題では、湧水利用なのに温泉利用と思わせる表記をしていた旅館があったと報じられた。
アクセス