国会 (大韓民国)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
国民議会 (大韓民国)から転送)
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox Legislature テンプレート:Infobox 国会(こっかい、ハングル국회)は、大韓民国立法府

沿革

制度と組織

制度

一院制解散はない。ただし、第二共和国時代には二院制を採用し、民議院(下院)と参議院(上院)が設置されていた。

組織

  • 国会事務処(국회사무처
  • 国会図書館국회도서관
  • 国会予算政策処(국회예산정책처
  • 国会立法調査処(국회입법조사처)
出典:국회의 구성(国会の構成)、国会ホームページ(2013年4月24日閲覧)

常任委員会(상임위원회

  • 国会運営委員会(국회운영위원회
  • 法制司法委員会(법제사법위원회
  • 政務委員会(정무위원회
  • 企画財政委員会(기획재정위원회)
  • 未来創造科学放送通信委員会(미래창조과학방송통신위원회)
  • 教育文化体育観光委員会(교육문화체육관광위원회)
  • 外交統一委員会(외교통일위원회)
  • 国防委員会(국방위원회
  • 安全行政委員会(안전행정위원회)
  • 農林畜産食品海洋水産委員会(농림축산식품해양수산위원회
  • 財政経済委員会(재정경제위원회
  • 産業通商資源委員会(산업통상자원위원회
  • 保健福祉委員会(보건복지위원회
  • 環境労働委員会(환경노동위원회
  • 国土交通委員会(국토교통위원회
  • 情報委員会(정보위원회
  • 女性家族委員会(여성가족위원회)
出典:국회의 구성(国会の構成)、国会ホームページ(2013年4月24日閲覧)

議員

  • 選挙権:満19歳以上の韓国国民。
  • 被選挙権:満25歳以上の韓国国民。
  • 任期:4年
  • 定数:300議席(第18代国会より1議席増)
  • 選挙制度:小選挙区比例代表並立制  
    • 地方区:小選挙区制。候補者に投票、最多得票を得た候補者が当選。 
    • 比例代表:政党名簿に投票、各政党が得た得票に応じて配分。阻止条項あり(有効投票数の3%以上もしくは地方区での当選者5人以上)。
議席配分(第19代国会。2014年8月3日現在の議席数)
政党名 議席数
日本語表記 ハングル 結成年 地方区 比例
代表
合計
院内交渉団体   セヌリ党   새누리당 1997年 132 26 158
新政治民主連合 새정치민주연합 2014年 109 21 130
非院内交渉団体 正義党 정의당 2012年  1 4 5
統合進歩党 통합진보당 2011年 3 2 5
無所属 무소속 2 0 2
議席総計 246 54 300
出典:「국회의원현황(国会議員現況)」(2014年8月8日閲覧)。注[1][2][3][4][5][6][7][8]

院内交渉団体(원내교섭단체)は日本の国会における院内会派に相当し、20名以上の国会議員を有する政党、又は他の交渉団体に属しない20人以上の国会議員で構成される(国会法第33条1項)。本会議における発言時間や発言人数、各常任委員会や特別委員会の委員などは院内交渉団体の人数比率を基準に決定されている[9]。直近の第19代総選挙(2012年4月)において20議席以上を獲得したセヌリ党と民主党(総選挙時は「民主統合党」)が第19代国会における院内交渉団体の資格を有していたが、民主党は2014年3月に新政治連合(結党準備委員会)と合同して新党を結成したことにより、新政治民主連合となった[10][11]

運営

議長

議長は在籍議員による無記名投票で過半数の票を得て選出される。なお任期は2年である。議長は、国会法第20条の2第1項の規定で無党籍でなければならないことが定められており、党籍を有している場合は党から離脱することが求められている。なお再任についての制限は特に定められていない。

副議長については、二人を議長と同様に在籍議員による無記名投票で選出される。なお慣例として副議長はそれぞれ与党と野党から一人ずつ選出することとなっている。

第6共和国時代の国会における歴代正副議長
議長 副議長
氏名 在任期間 氏名 在任期間
第13代
国会
金在淳 김재순 1988年5月30日~1990年5月29日 盧承煥 노승환
金在光 김재광
1988年5月30日~1990年5月29日
1998年5月30日~1990年5月29日
朴浚圭 박준규 1990年5月30日~1992年5月29日 金在光 김재광
趙尹衡 조윤형
1990年5月30日~1992年5月29日(再任)
1990年6月19日~1992年5月29日
第14代
国会
朴浚圭 박준규
李萬燮 이만섭
1992年6月29日~1993年4月27日
1993年4月27日~1994年6月28日(補選)
黃珞周 황낙주
許京萬 허경만
1992年6月29日~1994年6月28日
1992年6月29日~1994年6月28日
黃珞周 황낙주 1994年6月29日~1996年5月29日 李春九 이춘구
李漢東 이한동
洪英基 홍영기
1994年6月29日~1995年2月20日
1995年2月20日~1996年5月29日(補選)
1994年6月29日~1996年5月29日
第15代
国会
金守漢 김수한 1996年7月4日~1998年5月29日 呉世應 오세응
金令培 김영배
1996年7月4日~1998年5月29日
1996年7月4日~1998年5月29日
朴浚圭 박준규 1998年8月3日~2000年5月29日 辛相佑 신상우
金琫鎬 김봉호
1998年8月17日~2000年5月29日
1998年8月17日~2000年5月29日
第16代
国会
李萬燮 이만섭 2000年6月5日~2002年5月29日 洪思德 홍사덕
金宗鎬 김종하
金鍾河 김종호
2000年6月5日~2001年6月12日
2001年6月12日~2002年5月29日(補選)
2000年6月5日~2002年5月29日
朴寛用 박관용 2002年7月8日~2004年5月29日 金台植 김태식
趙富英 조부영
2002年7月8日~2004年5月29日
2002年7月8日~2004年5月29日
第17代
国会
金元基 김원기 2004年6月5日~2006年5月29日 金德圭 김덕규
朴熺太 박희태
2004年6月7日~2006年5月29日
2004年6月7日~2006年5月29日
林采正 임채정 2006年6月19日~2008年5月29日 李龍熙 이용희
李相得 이상득
2006年6月19日~2008年5月29日
2006年6月19日~2008年5月29日
第18代
国会
金炯旿 김형오 2008年7月10日~2010年5月29日 李允盛 이윤성
文喜相 문희상
2008年7月16日~2010年5月29日
2008年7月16日~2010年5月29日
朴熺太 박희태 2010年6月8日~2012年2月9日[12] 鄭義和 정의화
洪在馨 홍재형
2010年6月8日~2012年7月1日
2010年5月30日~2012年5月30日
第19代
国会
姜昌熙 강창희 2012年7月2日~現在 李秉錫 이병석
朴炳錫 박병석 
2012年7月2日~現在
2012年7月2日~現在 
出所화보(フォト)「역대 국회의장단」(歴代国会議長団)、국회사무처(國會事務處)『대한민국국회60년사』(大韓民国国会60年史)。国会ホームページ「의장부의장

定期会

  • 開会日:毎年9月1日(ただし、祝日の場合は翌日)
  • 開会期間:100日以内

臨時会

  • 開会:大統領または国会在籍議員の4分の1以上の要求によるか、国会在籍議員の4分の1以上が国政調査を要求した場合。
  • 開会期間:30日以内

権限

立法に関する権限

財政に関する権限

一般国政に関する権限

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:アジアの題材
  1. 4月18日と20日にセヌリ党當選者各1名(いずれも地域区)が性暴行疑惑と論文盗作疑惑で党を離党したため、セヌリ党は152議席から150議席になった。出典:テンプレート:Cite news
  2. 7月2日、国会議長と副議長2名を選出。国会議長は党籍を離脱することが国会法で規定されているため、セヌリ党は149議席で1減。テンプレート:Cite news
  3. 10月16日、先進統一党はセヌリ党に吸収合併。テンプレート:Cite news
  4. 2013年4月24日、3箇所で行われた国会議員再補選の結果、セヌリ党2名、無所属1名(安哲秀)が当選した。テンプレート:Cite news
  5. 2013年5月2日、進歩正義党議員であるカン・ドンウォンが離党。正義党の議席は5議席となった。テンプレート:Cite news
  6. 2013年5月4日、民主統合党は「民主党」に党名変更。テンプレート:Cite news
  7. 2013年7月21日、進歩正義党は正義党に党名変更。テンプレート:Cite news
  8. 2014年1月16日、大法院にて国会議員3名(セヌリ1・民主1・無所1)に対する有罪判決が確定し当選無効。うち無所属はセヌリ党から比例代表から当選した後、公認選びにおける違法現金授受で党から除名されたもので、当選無効確定によりセヌリ党が議席を承継した。テンプレート:Cite news
  9. 奥村牧人「大韓民国の議会制度」、国立国会図書館発行『レファレンス』(平成21年8月号)99頁
  10. テンプレート:Cite news
  11. 2014年7月30日、議員辞職や選挙無効判決などで空席となった15選挙区において再補選が行われ、セヌリ党が11箇所で勝利、新政治民主連合は4箇所で勝利した。結果、セヌリ党は選挙前の147議席から158議席に、新政治民主連合は126議席から130議席となった。テンプレート:Cite news
  12. 2012年1月、2008年に行われたハンナラ党の代表選挙で買収工作を行ったとの疑惑が浮上。同年2月9日に辞任。テンプレート:Cite news