四谷大塚
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テンプレート:Infobox 株式会社四谷大塚(よつやおおつか、英文名: Yotsuya Otsuka, Inc.)は、東京都中野区に本部を置く学習塾。
概要
主な業務は小学生を対象とした中学受験学習指導。テキストの予習シリーズは、提携塾・準拠塾でも使用している他、中学受験用テキストの定番として有名。
2006年(平成18年)10月より、東進ハイスクールを運営する株式会社ナガセの傘下となり、東進ハイスクールとは姉妹校の関係である。
沿革
- 1954年12月 - 創立。駿台四谷分校と大塚予備校で「日曜教室」が開かれる。
- 1960年 - 「予習シリーズ」完成、販売開始する。
- 1978年 - 文部省(当時)新学習指導要領実施に備えて、教材の改訂版を発行。
- 1981年 - 「合不合判定テスト」資料のコンピュータ処理がスタート。
- 1985年 - 予習教室に男子御三家(麻布・開成・武蔵)コースを新設。
- 1986年 - 提携塾契約開始
- 1987年 - 成績管理・在籍管理・受付業務にコンピュータを導入
- 1989年 - 準拠塾契約開始
- 1996年 - 低学年通信教育「リトルくらぶ」開始
- 1997年 - 高学年通信教育「通信くらぶ」開始(現在は「進学くらぶ」に名称変更)
- 1998年 - 「四谷大塚YTnet」開始
- 1999年 - 低学年通塾指導「リトルスクール」一部の校舎にて開始
- 2000年 - 「リトルスクール」全校舎にて開始
- 2006年8月18日 - 東進ハイスクールを運営するナガセが四谷大塚及び四谷大塚出版の全株式を取得すると発表。
- 2007年 - 「全国統一小学生テスト」開始、市ヶ谷校舎開校
- 2008年 - 中学受験の全国ネットワーク「四谷大塚NET」開始、IT授業(予習ナビ・復習ナビ)スタート。あざみ野校舎開校
- 2009年 - 大宮校舎開校、豊洲校舎開校
- 2010年 - 教育情報誌「DreamNavi」創刊、横浜校舎開校
- 2012年 - 「東進こども英語塾」を四谷大塚校舎の校舎で開校
特徴
- 4年生以上は、四教科を専門教科の講師から教わる。
- 理科の実験教室(理科室)が設置されている校舎(お茶の水、中野、蒲田、町田、新横浜、津田沼、柏、南浦和)では、1年生から6年生まで「理科実験教室」を開講しており、「入門コース」「中学受験コース」が設置されている。また、お茶の水校舎のみ「最上級コース」の設置がある。
- 「四谷大塚進学教室の歌」(作詞:石本美由起、作曲:宮田東峰)という歌がある。この歌は「よっくんの下敷き」に歌詞、楽譜が載っている。一時、会員にミヤタ・ハーモニカバンドの演奏によるカセットテープが配られていた。カセットテープの中で歌を吹き込んでいたのは、歌手の岡本敦郎。
校舎一覧
- 1954年 中野校舎
- 1980年 お茶の水校舎
- 1986年 新横浜校舎
- 1990年 上大岡校舎
- 1992年 津田沼校舎
- 1993年 南浦和校舎
- 1994年 立川校舎、町田校舎
- 1995年 柏校
- 1996年 高田馬場校舎、大船校舎、蒲田校舎、所沢校舎
- 1998年 渋谷校舎
- 2003年 巣鴨校舎
- 2007年 市ヶ谷校舎
- 2008年 あざみ野校舎
- 2009年 大宮校舎
- 2009年 豊洲校舎
- 2010年 横浜校舎
リトルスクール
小学校入学直前の2月~小学3年1月までを、リトルスクールとして、直営校で開講している。1クラスの定員は、1年生10名、2年生12名、3年生15名に対して、担任講師1名とフォロー講師1名がつく。
このリトルスクールは、国語と算数を学習する。4年生以上の学年は、国語・算数・理科・社会 (教科)を学習するが、各教科毎に専門の講師がいるのに対し、リトルスクールは、低学年専門の講師が国語と算数を指導にあたる。 その低学年講師は、国語と算数を教える事によって、子ども一人一人の性格を知り尽くし、子どもの立場に立った時、精神面で安定が期待できる。
知識の詰め込みをするのではなく、知能を伸ばす事で学習能力を伸ばし、受験体制になる4年生のクラスへとつなげていくのが目的である。
進学くらぶ
4年生~6年生までの中学受験向けの通信教育。また、通塾生や、YTnet生と同じテストが、毎週金曜日に郵送で届く。
リトルくらぶ
1年生~3年生までの通信教育
CM
- 四谷大塚主催 全国統一小学生テスト(小学2・3・4・5年対象)