吉井町 (長崎県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吉井町(よしいちょう)は、長崎県の北部、北松浦半島内陸部にあった町である。北松浦郡に属していた。
2005年4月1日に佐世保市へ編入され廃止した。
ここでは、現在の佐世保市の吉井地区についても記述する。吉井行政センター管内の人口は5,821人(2009年4月1日)
目次
地理
佐世保市の北隣、北松浦半島の内陸にあり、平成の大合併までは長崎県内では3町のみ(他は隣接する世知原町および東彼杵郡波佐見町)の海に面していない自治体であった(当町および世知原町消滅以降は波佐見町のみ)。
- 山
- 五蔵岳
- 高法知岳
- 牧の岳
- 川
- 佐々川
- 福井川
隣接していた市町村
歴史
近現代
- 1889年4月1日 - 町村制度施行により、吉田村と福井村を併せて北松浦郡吉井村が置かれる。
- 1951年12月1日 - 吉井村が町制施行、吉井町となる。
- 2005年4月1日 - 世知原町とともに佐世保市へ編入、自治体としては消滅し,佐世保市吉井町になる。
行政
町長
- 上林宏(1994年8月 - 2003年9月15日退職)
- 和田隆(2003年10月19日 - 合併まで)
産業
かつては北松炭田からの石炭産出で栄えたが、エネルギー革命の余波を受けて昭和40年代までに相次ぎ閉山した。その後はメロン等の農業が産業の中心的位置を占めていた。
名産品
地域
地名
吉井町は1952年まで字名の前に吉田、福井の大字があった。また、佐世保市編入時に末尾の「免」を廃止し、それぞれ町名を「吉井町○○(免の名称)」としている。
吉田
- 大渡免
- 乙石尾免(おついしお)
- 踊瀬免
- 上吉田免
- 下原免
- 高峰免
- 立石免
- 田原免
- 橋川内免
- 橋口免
- 春明免
- 前岳免
- 吉元免
福井
- 板樋免(いたび)
- 梶木場免
- 草ノ尾免(そうのお)
- 直谷免
- 福井免
教育
中学校
町立
- 吉井中学校
小学校
町立
- 吉井北小学校
- 吉井南小学校
交通
鉄道路線
町内の福井川橋梁は国内でも例の少ないコンクリート製鉄道橋。鉄筋の代わりに竹を用いたという説がある。
バス路線
一般路線バス
道路
- 高速道路なし。
- 自動車専用道路の最寄りインターチェンジは西九州自動車道佐々インターチェンジ。
一般国道
県道
主要地方道
その他の道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 福井洞窟
- 御橋観音 - 平戸八景の一つ。
- 潜竜ヶ滝 - 平戸八景の一つ。
- 吉田大明神社叢
- ポットホール公園
- ソレイユ吉井(吉井活性化センター) - 2002年11月、全国豊かな海づくり大会臨席のため来崎中の天皇・皇后夫妻が訪問した。
- 吉井ふるさとまつり(5月中旬)