吉井町 (岡山県)
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テンプレート:Infobox吉井町(よしいちょう)は岡山県中東部(赤磐郡)にあった町。町名は町の東部を流れる吉井川に由来する。町域は旧赤坂郡・磐梨郡の双方にまたがる。現在は赤磐郡他3町との合併により赤磐市となっている。
2000年にツチノコ発見騒動があり、以来、町役場に「つちのこ探検隊」が結成された。「つちのこ基金条例」を制定し生体捕獲した者には2,000万円の懸賞金を出すなど、町おこしを兼ねてツチノコ探索に取り組んでいた。
地理
岡山県の南東部、赤磐市の東北部に位置する。 町の大半は山林が占めている。町の中心地の周匝地区は吉井川の氾濫原でもある。
隣接市町村
農業
主要な農産物は、水稲、きゅうり、ぶどうなど。
産業
地元で収穫されたブドウを主原料にした「是里(これさと)ワイン」がつくられている。 是里農村公園にはワイン記念館があり、多目的広場、遊具などが整備されている。
観光
仁堀地区には、中世ドイツの農村や建物を再現した体験型のテーマパーク「岡山農業公園ドイツの森クローネンベルク」がある。
沓石地区には、400mm反射望遠鏡や視聴覚室など備えた天文台「吉井竜天天文台公園」がある。標高470mの屋外観測場からは瀬戸内海まで見渡せる。
沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い赤坂郡周匝村・山方村・仁堀村・布都美村,磐梨郡佐伯北村が成立。
- 1900年(明治33年)4月1日 - 赤坂郡と磐梨郡が合併して赤磐郡となる。
- 1954年(昭和29年)3月1日 - 周匝村,山方村,佐伯北村が合併して町制を施行し吉井町となる。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 仁堀村、布都美村の一部を編入。布都美村の残部は赤坂町と御津町(現・岡山市北区)に分割編入。
- 2005年(平成17年)3月7日 - 山陽町・熊山町・赤坂町との合併により市制を施行し赤磐市となる。
教育
小学校
- 赤磐市立城南小学校
(旧周匝小学校・旧黒本小学校・旧佐伯北小学校が合併した)
- 赤磐市立仁美小学校
(旧仁堀小学校・旧布都美小学校が合併した)
中学校
- 赤磐市立吉井中学校
(旧城南中学校・旧仁美中学校が合併した)
高等学校
- 旧・岡山県立備作高等学校(現在廃校)
- 2005年度に募集停止。2007年3月に閉校。岡山県立和気閑谷高等学校に統合された。
交通
町内を走る鉄道、高速道路はない。
町内を走る一般国道
町内を走る県道
- 岡山県道27号岡山吉井線
- 岡山県道52号勝央仁堀中線
- 岡山県道255号仁堀中御津線
- 岡山県道257号坂辺吉井線
- 岡山県道265号周匝久米南線
- 岡山県道351号藤原吉井線
- 岡山県道417号和気吉井線
- 岡山県道467号上二ヶ小鎌線
- 岡山県道468号平岡小鎌線