卒業検定
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テンプレート:未検証 テンプレート:Ambox 卒業検定(そつぎょうけんてい)は、運転免許を取得するために、指定自動車教習所を卒業する際に、最後に必ず行われる技能に関する試験の名称である[1]。略称は卒検(そつけん)。
この試験に合格すると、指定自動車教習所を卒業したことになり、その日から1年以内に卒業証明書を運転免許試験場に持参すれば、運転免許試験場での技能試験が免除される。
概要
- 得点および採点
- 内容
検定課題
第一種普通自動車の場合、路上試験は、前半は試験説明で指定されたコースを走行する。2012年3月までは後半は自分で設定した終了地点までの経路を地図と照らし合わせて検定員に示した上で検定員の指示を受けずに自分だけの運転で走行(自主経路設定)したが、4月から廃止され、代わりに路端への停車及び発進が施行された。所内試験は、縦列駐車か方向転換(右バックまたは左バック)のどちらか、事前に指定されている方を行う。
- 大型自動車・中型自動車の課題
- 大型特殊自動車の課題
- 踏切
- 方向変換
- 牽引自動車の課題
- S字
- 踏切
- 方向変換
- 自動二輪車(大型自動二輪車、普通自動二輪車)の課題
- 第二種運転免許(大型・中型・普通)の課題
備考
大型特殊自動車第二種免許およびけん引第二種免許は、道路交通法施行規則別表第四に教習に関する規定が存在しないため、指定自動車教習所で教習及び技能検定は行われていない。したがって必ず運転免許試験場での技能試験(一発試験)を受験して合格しなければ、免許を取得することができない。
その他
通常、路上教習では「仮免許練習中」の標識を付けるが、卒業検定では使われずに裏返しにされ、代わりに「運転技能検定中」などの標識が掲げられる。検定の日程も普通は平日(午前に試験の説明、実施、合格発表、午後に卒業式、免許申請のやり方の説明)が一般的であるが、教習所によっては午後に検定を行うところもあったり、土日祝日も行っていたりするところもある。