兵庫県立鈴蘭台西高等学校
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兵庫県立鈴蘭台西高等学校(ひょうごけんりつ すずらんだいにしこうとうがっこう)は、兵庫県神戸市北区鳴子三丁目にあった県立高等学校。愛称・略称は「西校」または「鈴西」。兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校の設立により、新入生の募集は2006年度を最後に打ち切られ、2009年3月31日をもって閉校した。
設置学科
- 全日制課程 普通科
- 全日制課程 国際文化科 トータルコミュニケーションコース
沿革
- 1979年(昭和54年) - 学校開設準備室を兵庫県庁南庁舎別館に設置
- 1979年(昭和54年) - 1980年1月1日付で県立鈴蘭台西高等学校を設置決定
- 1980年(昭和55年) - 学校開設準備室を県立鈴蘭台高等学校に移す
- 1980年(昭和55年) - 第1回入学者選抜学力検査・合格発表を県立鈴蘭台高等学校にて実施
- 1980年(昭和55年) - 神戸市北区山田町小部字崎ヶ谷1番地に開校
- 1982年(昭和57年) - 所在地名を神戸市北区 鳴子(なるこ)三丁目1番地に変更
- 1988年(昭和63年) - 女子軟式庭球部が全国高校総合体育大会に出場
- 1989年(平成元年) - 創立10周年記念式典を挙行
- 1999年(平成11年) - 創立20周年記念式典を挙行
- 2003年(平成15年) - 英語コースを改編してトータルコミュニケーションコースを開設
- 2004年(平成16年) - 継続したボランティア活動の結果、兵庫県の「くすのき賞」を受賞
- 2005年(平成17年) - 吹奏楽部が関西吹奏楽コンクール(高等学校の部・小編成)に出場し、優秀賞を受賞
- 2006年(平成18年) - 吹奏楽部が関西吹奏楽コンクール(高等学校の部・小編成)に二年連続出場
- 2009年(平成21年)3月 - 閉校
- 2011年(平成23年) - 兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校が耐震工事中の仮校舎として本校校舎を利用(2012年7月まで)
- 2013年(平成25年) - 兵庫県立神戸甲北高等学校が耐震工事中の仮校舎として本校校舎を利用(2014年7月まで)
- 2014年(平成26年) - 北区民センターが耐震工事中の仮会館として本校校舎を利用
校章
- 兵庫県教育委員会のシンボルであるゆずり葉をデザインし、教育の原点である「知・徳・体」を意する。
特色
1977年、兵庫県高等学校急増対策協議会において高等学校の新設の必要性が認められ、設置が決定する。生徒は神戸第二学区の神戸市北区・長田区・兵庫区だけでなく神戸市西区、三田市、西宮市の一部地域からも通学していた。1995年の阪神淡路大震災の際には被災した兵庫高等学校の仮校舎が敷地内に建設された。
帰国子女の生徒も受け入れており、オーストラリアへの海外留学や3ヶ月間の中期海外留学プログラムがある。トータルコミュニケーションコース(旧英語コース)を開設し、意思疎通のできる国際的な人間を養成する。
ボランティア活動
ボランティア活動を積極的に行なっていた。
- 12月のゆうゆうの里訪問や毎月一度位神戸養護学校への訪問。
- 毎月2回ほど、有志による周辺地域の清掃活動。
これらの活動等が評価され、2004年には「兵庫県くすのき賞」を受賞している。
統廃合について
2006年の統廃合発表時には、県立高校の再編が地域住民らに十分な説明のないまま進められていることについて、兵庫県教育委員会に対し改めて説明と統廃合の考え直しを求める反対運動が行われた。
行事
- 入学式、始業式、着任式(4月)
- 生徒会立会演説会(5月)
- 文化祭(6月)
- 海外短期研修(7~8月)
- 修学旅行(9月)
- 芸術鑑賞(10月)
- 体育大会(10月)
- 創立記念日(11月1日)
- マラソン大会(2月)
- 卒業式(2月)
文化祭
- 西高祭
進路状況
同窓会
- 譲葉会