保立道久
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保立 道久(ほたて みちひさ、1948年 - )は日本の歴史学者。東京大学史料編纂所名誉教授。東京都出身。専攻は日本中世史。
経歴
1973年国際基督教大学卒業。1975年東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1976年に東京大学史料編纂所助手、1987年同助教授、1995年同教授。2005年から2007年まで同所長をつとめる。2013年定年退任。
歴史資料の電子化・データベース化に早くから取り組んできたことで知られており、その取り組みの成果は、東京大学史料編纂所で古文書フルテキストデータベースとして公開されている。「九条科学者の会」呼びかけ人を務めている[1]。
著書
- 『中世の愛と従属 絵巻の中の肉体』平凡社、1986年
- 『平安王朝』岩波新書、1996年
- 『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』東京大学出版会、1998年 のち講談社学術文庫
- 『中世の女の一生』洋泉社、1999年
- 『黄金国家 東アジアと平安日本』青木書店、2004年
- 『歴史学をみつめ直す 封建制概念の放棄』校倉書房、2004年
- 『義経の登場 王権論の視座から』NHKブックス:日本放送出版協会、2004年
- 『かぐや姫と王権神話 『竹取物語』・天皇・火山神話』洋泉社新書y、2010年
- 『歴史のなかの大地動乱 奈良・平安の地震と天皇』岩波新書、2012年