伊東温泉競輪場
テンプレート:基礎情報 競輪場 伊東温泉競輪場(いとうおんせんけいりんじょう)は静岡県伊東市にある競輪場である。主催は伊東市。施設所有は三生興産株式会社。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部南関東地区本部。実況は東京ビデオシステムで担当は鈴木佳文。
概要
1950年(昭和25年)9月16日に開設され、当初の名前は伊東競輪場だったが、1968年(昭和43年)7月から現在の名称が使われるようになり、1998年(平成10年)より正式な競輪場名となった。記念競輪 (GIII) の名称は「椿賞争奪戦」で、かつては椿が咲く2月下旬から3月にかけての開催が通例であったが、ここ数年は時期を変え主に12月に行われている。なお開催2日目のシード優秀競走は、“湯の町伊東”にちなんで「いで湯賞」の名称で行われる。
特別競輪は1999年にふるさとダービー、2002年と2006年に東王座戦、2014年には共同通信社杯競輪がそれぞれ開催された。また2012年には第1回の日韓対抗戦競輪を開催している。
マスコットキャラクターは伊東名産の蜜柑をモチーフにした「ミカリン」。
トータリゼータシステムは富士通フロンテックを採用する。
チャリロト
2008年10月23日の開催より重勝式投票にあたるチャリロトが発売され、2012年11月28日からの開催より『グループB』としての発売となり、静岡競輪場・千葉競輪場・いわき平競輪場とキャリーオーバーを共有する。なおキャリーオーバーの対象外であるチャリロト3は伊東単独で発売される。
2012年12月31日にはチャリロト(グループB)で、公営競技史上2位となる5億2462万7700円の払戻が出た。
バンク特徴
一周333mの小廻りバンク(サンサンバンク)だが国内の333mバンクで直線が最も長いため、ゴール線前が伸びやすく追い込み選手にもチャンスがある。また近隣の小田原競輪場程ではないもののカント(走路のカーブ角度)が立っており、バックストレッチ(反対側の直線)からの捲りが決まりやすいため、逃げ選手には少々厳しい所があるが、333mバンクの性格よろしく積極的に駆ければ力で押し切れるので、勝機さえ逃さなければどの選手にも不利はない。そのため、選手の間では「乗っている感覚としては400mバンクに近い」という声も聞かれる。
なお競輪場は高台に立地するが、崖を切り崩して造成されたため周囲を丘に囲まれており、バンクに風は入り込みにくい。
アクセス
- 伊豆急行南伊東駅下車。徒歩8分。
- JR伊東線・伊豆急行伊東駅から無料送迎バスで約10分。
- 熱海駅・三島駅・沼津駅からと、三津長浜(伊豆長岡)・松崎(湯ヶ島・修善寺)・下田駅(稲取・熱川)の各方面からも無料送迎バスあり(場外発売日によっては運行なし)。
歴代記念競輪優勝者
年 | 優勝者 | 登録地 |
---|---|---|
2003年 | 村上義弘 | 京都 |
2004年3月 | 村上義弘 | 京都 |
2004年12月 | 小倉竜二 | 徳島 |
2006年 | 武井大介 | 千葉 |
2007年 | 稲垣裕之 | 京都 |
2008年 | 手島慶介 | 群馬 |
2009年 | 渡部哲男 | 愛媛 |
2010年 | 新田康仁 | 静岡 |
2011年 | 渡邉一成 | 福島 |
2012年 | 長塚智広 | 茨城 |
2013年 | 山崎芳仁 | 福島 |
- ※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。