京終駅
テンプレート:駅情報 京終駅(きょうばてえき)は、奈良県奈良市南京終町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の駅。難読駅名としても知られている。
かつては奈良安全索道(リフト)が荷物専用でここ京終駅から奈良市小倉町までを結び、高野豆腐や野菜・木炭・木材等を運搬していた。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持ち、交換設備を有する地上駅。若干ホームがカーブしている。駅本屋側が下り(天理・桜井方面)ホームであり、地下道を通って反対側が上り(奈良方面)ホームである。下りホームの桜井方に車庫付きの側線、上りホーム西側の広範囲に側線がある。いずれも保守車両専用である。
王寺鉄道部管理の無人駅であるが、ICOCA利用可能駅(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)である。近距離用の自動券売機のほか、ICOCA等のICカード読取機(入場用・出場用)が設置されているが、普通乗車券用の自動改札機は設置されていない。この自動券売機付近にはカメラとセンサーが設置してあり、乗車券購入マナーに関する広報が放送されている。また、駅舎内にもカメラとセンサーがあり、改札口を通ると「ご利用頂きありがとうございます」等の放送が流れる。駅舎反対側の階段付近にも同様の装置が設置されているが、長年の間作動していない。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
駅舎側 | テンプレート:Color万葉まほろば線 | 下り | 天理・桜井方面 |
反対側 | テンプレート:Color万葉まほろば線 | 上り | 奈良方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
- 案内上ののりば番号は付けられておらず、駅自動放送でも「○番のりばに」の部分が「このホームに」と表現される。
利用状況
「奈良市統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 477人(2005年度)
- 494人(2006年度)
- 503人(2007年度)
- 521人(2008年度)
- 517人(2009年度)
- 576人(2010年度)
- 587人(2011年度)
- 594人(2012年度)
周辺は住宅密集地ではあるが、奈良交通の市内循環バスの方が便数が多く、直接奈良駅まで行った方が便利ということもあり、さほど利用客は多くはない。しかし、平日の駅前広場は自転車で埋め尽くされている状態である。
駅周辺
奈良市中心部の南の端に位置し、現在も「京終」の名の通り市街地の周縁部となっている。旧天理街道に面する。付近は住宅地だが、かつては物流の拠点だったこともあり、いくつかの企業の本社や工場がある。また、奈良運輸支局が2004年10月8日までこの地に存在したため、近辺には自動車ディーラー各社の店舗が現在も集積している。
- イオンタウン大安寺(ザ・ビッグエクストラ大安寺店)
- 草竹コンクリート工業本社
- 呉竹本社
- コメダ奈良中央店(関西地区初出店の店舗)
- ならまち
- パナソニックAVCディスクサービス工場(かつてのテイチク本社)※2011年5月に閉鎖
歴史
- 1898年(明治31年)5月11日 - 奈良鉄道が、大阪鉄道と接続する現在の桜井線桜井駅以北を建設した際、終着駅として開業。
- 1899年(明治32年)10月14日 - 奈良鉄道が当駅から奈良駅まで延伸、途中駅となる。
- 1905年(明治38年)2月7日 - 関西鉄道が奈良鉄道を合併。同社の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 国有化され、国鉄の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。桜井線の所属となる。
- 1918年(大正7年) - 奈良安全索道ができる。
- 1951年(昭和26年) - 奈良安全索道がなくなり、トラック輸送に替わる。
- 1984年(昭和59年)10月20日 - 桜井線CTC化に伴い駅員無配置化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月1日 - ICカードICOCA供用開始。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color万葉まほろば線(桜井線)
- テンプレート:Color快速(高田駅経由大和路線直通)・テンプレート:Color普通