五十嵐武士
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五十嵐 武士(いがらし たけし、1946年8月6日 - 2013年5月6日)は、日本の政治学者。東京大学名誉教授。専門はアメリカ政治史、日米関係史。秋田県生まれ。斎藤眞に師事した。
経歴
- 1965年3月 - 秋田県立秋田高等学校卒業
- 1969年6月 - 東京大学法学部第3類卒業
- 1969年4月 - 東京大学法学部助手
- 1976年4月 - 筑波大学社会科学系講師
- 1978年9月 - 東京大学法学部助教授
- 1985年6月 - 東京大学法学部教授
- 1991年4月 - 東京大学大学院法学政治学研究科教授(大学院重点化による)
- 2009年3月 - 東京大学定年退官
- 2009年4月 - 桜美林大学大学院国際学研究科教授、東京大学名誉教授
- 2013年5月6日 - 膵臓癌のため死去[3]。
社会的活動
- アメリカ学会会長(2006年 - 2008年)
- アメリカ学会副会長(2002年 - )
- 日本国際政治学会理事(1990年 - )
- 日本比較政治学会会長(2002年 - 2004年)
- 日米教育委員会委員(1998年 - 2003年)
- 財団法人日米教育交流振興財団審査委員長(2006年 - )
著作
単著
- 『アメリカの建国――その栄光と試練』(東京大学出版会, 1984年)
- 『対日講和と冷戦――戦後日米関係の形成』(東京大学出版会, 1986年)
- 『政策革新の政治学――レーガン政権下のアメリカ政治』(東京大学出版会, 1992年)
- 『日米関係と東アジア――歴史的文脈と未来の構想』(東京大学出版会, 1999年)
- 『覇権国アメリカの再編――冷戦後の変革と政治的伝統』(東京大学出版会, 2001年)
共著
編著
- 『日本のODAと国際秩序』(日本国際問題研究所, 1990年)
- 『アメリカの多民族体制――「民族」の創出』(東京大学出版会, 2000年)
- 『変貌するアメリカ太平洋世界(2)太平洋世界の国際関係』(彩流社, 2005年)
- 『アメリカ外交と21世紀の世界――冷戦史の背景と地域的多様性をふまえて』(昭和堂, 2006年)
共編著
- (阿部斉)『アメリカ現代政治の分析』(東京大学出版会, 1991年)
- (中村政則・天川晃・尹健次)『戦後日本――占領と戦後改革(全6巻)』(岩波書店, 1995年)
- 1巻「世界史のなかの1945年」
- 2巻「占領と改革」
- 3巻「戦後思想と社会意識」
- 4巻「過去の清算」
- 5巻「戦後民主主義」
- 6巻「戦後改革とその遺産」
- (古矢旬・松本礼二)『アメリカの社会と政治』(有斐閣, 1995年)
- (天川晃)『戦後日本史と現代の課題』(築地書館, 1996年)
- (北岡伸一)『「争論」東京裁判とは何だったのか』(築地書館, 1997年)
- (阿部斉)『アメリカ研究案内』(東京大学出版会, 1998年)
- (油井大三郎)『アメリカ研究入門[第3版]』(東京大学出版会, 2003年)
訳書
- エリク・H・エリクソン『歴史のなかのアイデンティティ――ジェファソンと現代』(みすず書房, 1979年)
門下生
脚注
テンプレート:Normdaten- ↑ 東京大学学内広報1384号東京大学
- ↑ GraSPP 教員紹介 五十嵐武士東京大学公共政策大学院
- ↑ 東大名誉教授の五十嵐武士さん死去 元アメリカ学会長 朝日新聞 2013年5月11日