五の池小屋
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テンプレート:Mapplot 五の池小屋(ごのいけごや)は、岐阜県下呂市の御嶽山の飛騨頂上直下南にある山小屋。
概要
御嶽山の小坂口(飛騨側の濁河温泉からの登山道)9合目の摩利支天山と継子岳との鞍部位置する。小屋の前の南側に五ノ池がある。御嶽山の山頂(剣ヶ峰)から北に約1.8km、標高約2,800mの位置にある。小屋周辺は森林限界のハイマツ帯で、高山植物のお花畑となっている。
歴史
ファイル:Gonoike huts in Mount Ontake 2010-08-27.jpg
新館工事中の五の池小屋(2010年8月)
ファイル:Mount Ontake Gonoike 2011-09-18.jpg
御嶽山の飛騨頂上直下にある新館完成後の五の小屋と五の池(2011年9月)
- 明治時代 - 五の池小屋は御嶽信仰の人々によって建てられ、明治時代から多くの登山者に利用されてきた。
- 戦後 - 小屋を譲り受けた水口善松により50年近く管理がなされてきた。水口善松は、登山者の安全確保のため付近の整備をするとともに、コマクサをはじめとする高山植物の保護にも努めてきて、登山者から慕われていた。
- 1997年(平成9年)- 管理者は高齢で病弱になったことにより経営をやめ、小屋を小坂町(合併し下呂市となる)へ寄付をした。
- 2000年(平成12年)- 老朽化していた旧小屋の屋根が台風で飛ばされたのを期に、管理者の小坂町が立て直しを行った。木造平屋建て、100m²。市川典司氏が小屋番として経営、管理を行う
- 2004年(平成16年)3月 - 小坂町が付近の4町村と合併したことに伴い、管理者は下呂市となった。
- 2006年(平成18年)4月 - 指定管理者制度が導入された。
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年)カフェ ぱんだ屋オープン
- 2013年(平成23年) 10月 - [BS-NHK]の[輝く女 杏|のテレビ番組で濁河口~剣ヶ峰~御岳ロープウエーまで1泊2日で女優 杏と登山した様子が放映される。その後、杏は「ごちそうさん」で大人気
小屋のデータ
※2011年2月現在[2]
- 定員 - 収容人数100名
- 営業期間 - 6月1日~10月第2週頃
- 宿泊料金 - 9,000円(1泊2食付)、6,000円(素泊)
- 水場 - なし(飲料水は、雪が消えるまでは天水、その後四ノ池の湧き水をポンプアップしている。目前の五ノ池は飲料には適さない。)
- キャンプ指定地 - なし