三輪駅
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三輪駅(みわえき)は、奈良県桜井市大字三輪にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)桜井線(万葉まほろば線)の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ行違い可能な地上駅。ホームの有効長は最大6両まで対応。1番(上り)ホーム側に駅舎があり、2番(下り)ホームへは跨線橋で連絡している。跨線橋にはエスカレータやエレベータの設置はない。
王寺鉄道部管理の無人駅。ICOCA等のICカードは駅舎備え付けの読取機で対応する。自動券売機もあるが、簡易型で1000円札しか対応していない。
また、駅本屋にある改札だけではなく、正月等に使用される臨時改札口が、下りホーム大神神社参道側にある。但し、臨時改札口は降車のみ使用可能である。
駅のすぐそばに駐在所が開所された。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color万葉まほろば線 | 上り | 天理・奈良方面 |
2 | テンプレート:Color万葉まほろば線 | 下り | 桜井・高田方面 |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。なお、1番のりばから高田方面への発車も可能であり、おんぱら祭奉納花火大会開催当日などに臨時列車の折り返しが行われる。
利用状況
奈良県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
- 511人(2005年度)
- 554人(2006年度)
- 545人(2007年度)
- 542人(2008年度)
- 563人(2009年度)
- 614人(2010年度)
- 595人(2011年度)
但しこれは通常時であり、年末年始はこれの数十倍の大混雑となる。
周辺に住宅が多く建っているせいもあってか、比較的利用客は多い。年末年始や月次祭(つきなみさい。毎月1日)など、大神神社で催しが行われる時には、特に増加する利用客への対処のため、臨時改札口及び臨時通路も使用される。
通常は無人駅であるが(かつては業務委託の有人駅であった)。土休日及び毎月1日には、ボランティアが観光案内を行う。また、年末年始・月次祭には臨時に係員が配置され、出札業務を行う。
大神神社の最寄り駅ということもあり、正月は初詣客で大変混雑する。この為、年末年始にかけて桜井線では臨時列車が増発される。
駅周辺
駅前にはタクシーがほぼ常駐している。
歴史
- 1898年(明治31年)5月11日 - 奈良鉄道が京終駅 - 桜井駅間で開業した際に設置。
- 1905年(明治38年)2月7日 - 関西鉄道が奈良鉄道の路線を承継。同社の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 関西鉄道国有化。国有鉄道の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。桜井線の所属となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月1日 - ICカードICOCA供用開始。
- 2008年(平成20年)11月29日 - 長年営業していたキヨスクがこの日限りで閉店した。
その他
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
- テンプレート:Color万葉まほろば線(桜井線)
- テンプレート:Color快速(高田駅経由大和路線直通)・テンプレート:Color普通