三菱食品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三菱食品株式会社(みつびししょくひん)は、東京都大田区に本社を置く加工食品を主な取扱商品とした商社(卸売企業)である。
概要
主な取引先は、イトーヨーカドー・ダイエー・イオン・ローソンなど。主要株主は三菱商事で、同社が株式の過半数を保有し親会社となっている。
2011年に三菱系の食品卸である菱食・明治屋商事・サンエス・フードサービスネットワークの食品卸4社が経営統合し誕生した。売上高2兆円を超える巨大企業となり、食品卸業界では第1位を誇る。全国に物流網を網羅し、その物流システムには評価が高い。特に中国地方における酒類流通では、全く他を寄せ付けない。
沿革
- 1925年(大正14年)3月13日 - 株式会社北洋商会設立。
- 1969年(昭和44年)10月1日 - 山田商事を合併し、北洋商事株式会社に商号変更。
- 1979年(昭和54年)8月1日 - 三菱商事系の食品卸4社(北洋商事株式会社、野田喜商事株式会社、新菱商事株式会社(本社 大阪)、新菱商事株式会社(本社 東京))の4社が合併し、株式会社菱食となる。
- 1995年(平成7年)7月5日 - 東京証券取引所市場第二部上場。
- 1997年(平成9年)6月 - 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
- 2006年(平成18年)10月1日 - 関連企業のアールワイフードサービスと合併して、新生・菱食が誕生。
- 2011年(平成23年)7月1日 - 株式交換により、明治屋商事、サンエス、FSNの3社を完全子会社化、連結子会社の株式会社リョーショクリカーを吸収合併し、三菱食品株式会社に商号変更。
- 2011年(平成23年)10月1日 - 明治屋商事を吸収合併。
- 2012年(平成24年)4月1日 - サンエス、FSN、および、もともと完全子会社であった株式会社リョーカジャパンの3社を吸収合併。
主要関連企業
- リリーコーポレーション
- リョーカジャパン
- 四国リョーショク
他多数