ロイヤルティ諸島
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ロイヤルティ諸島、ロワイヨテ諸島(テンプレート:Lang-fr、テンプレート:Lang-en)及びプロヴァンス・デ・ジル・ロイヤルティ、ロワイヨテ諸島州(デ・ジル・ロイヤリティ州、離島州とも)は、南太平洋にある諸島であり、フランス領ニューカレドニアを構成する3つのプロヴァンス(州)のひとつである。地理的区分と行政区分が異なる。
名称
ロワイヨテとは、18世紀に同諸島を発見したイギリス人商人が英語で命名した「ロイヤルティ」を、仏語訳したものである。ロイヤルティ(Loyalty)という名は、1789年から1790年の南太平洋交易の航海でこの島に到達し「発見」したロンドンを本拠とする船、ロイヤルティ(ロイヤリスト Loyalist とも)に由来するとされる。
ロイヤルティ諸島
地理的諸島としてのロワイヨテ諸島は、リフー島(en:Lifou Islands)、マレ島(en:Maré Island)、ウベア島 (ニューカレドニア)(en:Ouvéa Island)、ティガ島(en:Tiga Island)の4つのおもな環礁と、ウォルポール島(en:Walpole Island (New Caledonia))から構成される。
ロイヤルティ州
行政的プロヴァンスとしてのイル・ロワイヨテは、リフー島とティガ島、周辺の小島を含めたリフー(en:Lifou)、マレ島を中心としたマレ(en:Maré)、ウベア島を中心としたウベア(en:Ouvéa)の3つのコミューンから構成され、ウォルポール島は行政区分としてはヌーメアを首都とするプロヴァンス・シュドのコミューン・イル=デ=パンに属している。
主要な輸出品はコプラ、石鹸(ウベア島)である。