メルルーサ
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テンプレート:生物分類表 メルルーサ(スペイン語:Merluza、学名:Merluccius)は、タラ目メルルーサ科の海水魚の総称である。
近縁のタラ目の魚ホキは以前メルルーサ科に分類されていたが、今日ではマクルロヌス科に分類されている。
概要
英名はヘイク(Hake)で、ケープヘイク、アルゼンチンヘイク、ニュージーランドヘイクなど13種の総称。スペインでは、幼魚がペスカディーリャ(Pescadilla)と呼ばれる。
いわゆる深海魚で、アフリカ、南アメリカ、ニュージーランドなどの沿岸、水深200-400mの大陸棚の斜面に生息する。
特徴
体長約0.9-2m。形はスケトウダラに似ており、また、身には細かな茶褐色の斑点が存在する。
食材
味はタラに近い。一般的には切り身として売られており、また白身魚のフライや粕漬け、味噌漬とする他、すり身の材料や干物などにも用いられる。
安価であることから、外食産業や学校給食などの加工食品に用いられる白身魚としても定着している。また、かつてはマクドナルド社の「フィレオフィッシュ」の原材料であったことでも知られている。