ミリアム
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神を賛美するミリアム。
ミリアム (テンプレート:Small מִרְיָם (Miryam), テンプレート:Small Miriam) は旧約聖書に登場するモーセとアロンの姉、女預言者(マリアという女性名はミリアムのアラム語読みに由来する)。
民を率いてモーセがエジプトを脱出した時、追いかけてきたファラオの軍勢が紅海に飲み込まれた後で、ミリアムは小太鼓を手にとって、神を賛美する歌を歌った[1]。
荒野を放浪した民がヘツェロトにいたとき、ミリアムとモーセの兄アロンはモーセがクシュ人の女性を妻にしたことを非難する。モーセは反論しなかった。ミリアム、アロン、モーセは神の臨在の幕屋の前に呼ばれる。雲の柱の形であらわれた神はモーセを非難したアロンとミリアムに対して怒りを表して去っていく。ミリアムは瞬時にして重い皮膚病にかかり、全身が白くなる。アロンとミリアムは自分たちの行いを悔いる。アロンがモーセに許しをもとめたため、ミリアムは神の指図によって1週間宿営から隔離され、元に戻ることができた[2]。
ミリアムはツィンの荒野のカデシュの地でなくなったという[3]。