ミラノ・リナーテ国際空港
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テンプレート:Infobox airport ミラノ・リナーテ国際空港(テンプレート:Lang-it-short、テンプレート:Lang-en-short)はイタリア共和国ミラノにある国際空港。ミラノ出身の発明家で、航空技術のパイオニアであるエンリコ・フォルラニーニの功績を称え、エンリコ・フォルラニーニ空港(Aeroporto Enrico Forlanini)という別称が付けられている。
概要
リナーテ国際空港はミラノ市の東、ペスキエーラ・ボッロメーオに位置しており、ミラノ・マルペンサ国際空港に次ぐ第二のミラノの国際空港であるが、マルペンサ空港に対して都心との距離が近く(リナーテ空港は都心から4.8km、マルペンサ空港は都心から39.97km)、主にイタリア国内線や周辺ヨーロッパ諸国への短距離国際線が中心となっている。 マルペンサ空港とは高速バスと路線バスで結ばれている。
就航航空会社
利用状況
- 2005年
- 旅客取扱量 908万8607人
- 発着回数 12万2221回
- 貨物取扱量 2万5345トン
- 2006年
- 旅客取扱量 969万6515人 (+6.7%)
- 発着回数 13万1615回 (+7.7%)
- 貨物取扱量 2万7468トン (+9.7%)
- 2007年(1月~11月)
- 旅客取扱量 920万6826人 (+2.8%)
- 発着回数 12万498回 (-1.1%)
- 貨物取扱量 2万1751トン (-13.7%)
アクセス
ミラノ交通局 (Azienda Trasporti Milanesi (英語, イタリア語)、ATM)の路線バス73系統、あるいはX73系統(直通)がドゥオーモ広場東のサン・バビラ広場と空港との間を、約45分で結んでいる。地下鉄駅、バス停の脇にある券売機で市内交通共通券(€1.50、乗り換えは90分間有効)を購入し、バス内の機械で読み取らせ有効化してから用いる。いずれの方向も発車時間で5:35-24:35、10-20分間隔で運行している。サン・バビラ広場ではミラノ地下鉄M1の他、路線バス54、60、61、94系統などに乗り継げる。
事件と事故
- 2001年10月8日、スカンジナビア航空686便コペンハーゲン行MD-87型機がパリに向かおうとしていたセスナのビジネスジェット機と滑走路上で衝突した。(詳細はリナーテ空港事故を参照)
- 2005年6月15日、軽飛行機のパイロットが誘導路を滑走路36Rと誤認して、誘導路に着陸を行った。これを受けて、この事故の原因は2本の滑走路が長さも幅もまったく違うにも関わらず「18R/36L」と「18L/36R」という紛らわしい名称がつけられていることと判断し、短いほうの滑走路が18R/36Lから17/35へと名称変更された[1][2]。