ミトリダテス
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ミトリダテス(ラテン文字表記:Mithridates)は、小アジア以東のオリエント世界に見られる男性名。ミトラダテスとも。「ミトラス神に与えられた者」を意味するペルシア語名ミフルダートのギリシャ語形である。
ポントス王国の王であり、紀元前88年から紀元前63年にかけて3度にわたり共和政ローマと対戦したミトリダテス6世が最も有名である。この他にも、アケメネス朝のダレイオス3世の娘婿でグラニコス川の戦いでアレクサンドロス3世に討たれた人物や、パルティア王国の君主の中にもこの名を見出すことが出来る。
- ミトリダテス - アケメネス朝ペルシアの開祖キュロス2世を育てたメディア王国の牛飼い。
- アケメネス朝ペルシアの人物
- ペルシアのミトリダテス - ダレイオス3世の娘婿で、グラニコス川の戦いでアレクサンドロス大王と戦って戦死した。
- ミトリダテス - ペルシア王への小キュロスの反乱に従った将官。
- ミトリダテス - クセルクセス1世を暗殺した宦官。
- パルティア王
- ポントス王
- コンマゲネ王
- ミトリダテス (ボスポロス王)
- ミトリダテス (アルメニア王)
- イベリア王
- キオスの支配者
- ティベリウス・ユリウス・ミトリダテス - ローマ帝国統治下のボスポロス王。