ミゲール・コット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

テンプレート:Infobox

テンプレート:MedalTableTop テンプレート:MedalCountry テンプレート:MedalSport テンプレート:MedalCompetition テンプレート:MedalSilver テンプレート:MedalBottom

ミゲール・コットMiguel Angel Cotto1980年10月29日 - )は、プエルトリコカグアス出身のプロボクサーシドニーオリンピック出場後プロデビュー。第13代WBO世界スーパーライト級王者。第25代WBA世界ウェルター級王者。第17代WBO世界ウェルター級王者。第44代WBA世界スーパーウェルター級王者。元WBA世界スーパーウェルター級スーパー王者。第34代WBC世界ミドル級王者。現4階級制覇王者。2001年、交通事故に遭い選手生命を危ぶまれるが復帰を果たした。鋭い左フック、左ボディブローが得意で攻防兼備のスイッチヒッターでもあり非常にディフェンス技術に長け、打ち合いにいく攻撃的なスタイルでもあるためボクシングの本場アメリカでの評価も高く、東海岸で特にプエルトリコ人が多く生活しているニューヨークで絶大な人気を誇る。プロモーターとしてプロモーシオーネ・ミゲール・コットを主催している。

兄のホセ・ミゲール・コットもプロボクサーである。

来歴

幼少時代は肥満児でダイエットが目的でボクシングを始める。トレーナーは長年、叔父のエバンゲリスタ・コットがついていたが喧嘩が絶えなくなり決別、2010年6月のユーリ・フォアマン戦からエマニュエル・スチュワートがつくが2戦のみでペドロ・ディアスに変わり、2013年10月のデルビン・ロドリゲス戦からはフレディ・ローチがついている。兄のホセ・ミゲール・コットと父親のコット・シニアもアシスタントトレーナーとしてコーナーについている。

アマチュア時代

1998年アルゼンチンブエノスアイレスでの世界ユース選手権ウェルター級準優勝。

1999年ヒューストンで開催された1999年世界ボクシング選手権大会にライトウェルター級(63.5kg)で出場するが1回戦で敗退した[1]

2000年プエルトリコ代表としてシドニーオリンピックライトウェルター級(64kg)で出場し、1回戦でモハメド・アブドゥラエフに敗北した。

プロ時代

2001年2月3日、アメリカ合衆国でプロデビュー。

2004年9月11日、ケルソン・ピント(ブラジル)を6RTKOで下し、WBO世界スーパーライト級王座を獲得。

2004年12月11日、ランドール・ベイリー(アメリカ)を6RTKOで下し、WBO世界スーパーライト級王座の初防衛に防衛した。

2004年12月21日、プエルトリコ・ボクシング・コミッションがミゲール・コットを2004年度のMVPに選んだと発表。

2005年6月11日、WBO世界スーパーライト級タイトルマッチでシドニーオリンピックで敗れたモハメド・アブドゥラエフ(ウズベキスタン)と対戦し、8回TKO勝ちで3度目の防衛に成功した。

2005年9月24日、リカルド・トーレス(コロンビア)と対戦し、ダウンの応酬がある壮絶な打撃戦となったが7RKO勝ちで4度目の防衛に成功した。

2006年1月23日、プエルトリコ・ボクシング・コミッションがミゲール・コットを2005年度のMVPに選んだと発表。

2006年6月10日、元IBF世界スーパーライト級王者ポール・マリナッジ(アメリカ)に3-0の判定勝ちで6度目の防衛に成功した。

2006年12月2日、WBA世界ウェルター級王座決定戦でWBA同級2位のカルロス・キンタナ(プエルトリコ)と対戦し、5回終了TKO勝ちで同王座を獲得した。

2007年6月9日、WBA同級4位のザブ・ジュダー(アメリカ)と対戦し、2度のダウンを奪い11RTKO勝ちで2度目の防衛に成功した。

2007年11月10日、3階級を制したWBA同級7位のシェーン・モズリー(アメリカ)と対戦し3-0の判定勝ちで3度目の防衛に成功した。

ファイル:Miguel Cotto.png
2007年3月、ロベルト・クレメンテ・コロシアムで行われたWBA世界ウェルター級王座の初防衛戦の様子

2008年4月12日、WBA同級9位のアルフォンソ・ゴメス(メキシコ)と対戦。3度のダウンを奪い、5回終了時TKO勝ち。同王座の4度目の防衛に成功した。

2008年7月26日、WBA世界ウェルター級タイトルマッチにて、アントニオ・マルガリート(メキシコ)と対戦し、熱戦を繰り広げ有効打を浴びてもまったく引かないマルガリートの圧力に屈し11RTKOで敗れ、王座から陥落するのと同時にプロ初黒星となった。この試合のキャッチコピーは「ザ・バトル」。

2009年2月21日、WBO世界ウェルター級王座決定戦でマイケル・ジェニングス(イングランド)と対戦し、5回TKO勝ちで王座に返り咲いた。

2009年6月13日、元IBF世界ウェルター級王者ジョシュア・クロッティ(ガーナ)と対戦し、2-1の判定勝ちで初防衛に成功した[2]

2009年11月14日、「ファイヤー・パワー」のキャッチフレーズが付いたマニー・パッキャオ(フィリピン)と2度目の防衛戦を行い、12回TKO負けで王座から陥落した[3]

2010年6月5日、ヤンキー・スタジアムで「スタジアム・スラグファスト(スタジアムでの乱打戦)」のキャッチフレーズの試合で3階級制覇を目指しWBA世界スーパーウェルター級王者ユーリ・フォアマン(イスラエル)に挑戦し、9回TKO勝ちで王座獲得。フォアマンに初黒星を付けるとともに、3階級制覇に成功した[4]

2010年8月、スーパー王座認定を受け、スーパー王者になった。

2011年3月12日、「リレントレス(冷酷な一戦)」のキャッチフレーズになった試合で元2階級制覇王者でWBA同級6位のリカルド・マヨルガ(ニカラグア)と対戦し12回TKO勝ちで初防衛に成功した[5]

テンプレート:Main


2011年12月3日、キャッチコピーが「ザ・バトル2」での試合をWBA同級4位のアントニオ・マルガリートに10回終了時TKOで勝利し、2度目の防衛とともに雪辱を果たした[6]

2012年5月5日、MGMグランド・ガーデン・アリーナで「リング・キングス」キャッチフレーズでフロイド・メイウェザー・ジュニア(アメリカ)とWBAスーパー・世界スーパーウェルター級タイトルマッチを行い、0-3の判定負けを喫し、王座から陥落した[7]

2012年12月1日、再起戦でニューヨークマジソン・スクエア・ガーデンにてWBA世界スーパーウェルター級王者オースティン・トラウト(アメリカ)と対戦するが、0-3の判定負けを喫し、王座返り咲きに失敗した[8]

2013年10月5日、復帰戦をフロリダ州オーランドアムウェイ・センターにてWBA世界スーパーウェルター級4位デルビン・ロドリゲス(ドミニカ共和国)と対戦し、3回2分42秒TKO勝ちを収め約23ヵ月振りの勝利となった[9]

2014年6月7日、マディソン・スクエア・ガーデンWBC世界ミドル級王者セルヒオ・マルチネス(アルゼンチン)と対戦。1ラウンド目に3回のダウンを奪う等優位に試合を進め、10ラウンド目開始直後マルチネスのセコンドがストップを申請。TKO勝ちで王座とリングマガジン同誌認定王座を奪取。プエルトリコ出身のボクサーとして初の4階級制覇を達成した[10]

戦績

  • アマチュアボクシング: 114戦91勝23敗
  • プロボクシング: 43戦39勝(32KO)4敗

テンプレート:Fightstatstop テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatscont テンプレート:Fightstatsbottom

獲得タイトル

<世界タイトル>

<地域タイトル>

  • NABO北米スーパーライト級王座(防衛0=返上)
  • WBAフェデラテンスーパーライト級王座(防衛0=返上)

<マイナータイトル>

ペイ・パー・ビュー売上げ

日付 イベント 売上げ テレビ局
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. セルヒオ・マルチネス 35万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. フロイド・メイウェザー・ジュニア 150万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. アントニオ・マルガリート 2 60万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. リカルド・マヨルガ 23万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. マニー・パッキャオ 125万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. アントニオ・マルガリート 1 45万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. シェーン・モズリー 32万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. ザブ・ジュダー 21万件 HBO
テンプレート:年月日 ミゲール・コット vs. ポール・マリナッジ 9万件 HBO

関連項目

脚注

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Championshiptitle先次空 テンプレート:Championshiptitle先空 テンプレート:Championshiptitle先空 テンプレート:Championshiptitle次空 テンプレート:Championshiptitleスーパー王座3

テンプレート:Championshiptitleテンプレート:Link GA
  1. テンプレート:Cite web
  2. コット、カルデロン際どい防衛 MSGの2大戦月刊ボクシングワールド」オフィシャルサイト 2009年6月14日閲覧
  3. パッキアオ、コットに圧勝 5階級制覇も達成 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年11月15日
  4. コット3階級制覇! フォアマンをTKO ボクシングニュース「Box-on!」 2010年6月6日
  5. コット、最終回マヨルガをストップ WBA世界S・ライト級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年3月13日
  6. コット、マルガリートに雪辱 負傷TKO勝ち ボクシングニュース「Box-on!」 2011年12月5日
  7. メイウェザー、コットを破りWBAスーパーウェルター級王座を奪取 AFPBB News 2012年5月6日
  8. トラウト、コットに大差の勝利 WBA・S・ウェルター級戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年12月2日
  9. コットが復活、1年10ヵ月ぶりの勝利 Boxing News(ボクシングニュース) 2013年10月5日
  10. コット4階級制覇、マルティネスを10回TKO Boxing News(ボクシングニュース)2014年6月8日
  11. マイナー王座も獲得していたコット ボクシングニュース「Box-on!」 2011年3月17日