マレ
テンプレート:世界の市 マレ(テンプレート:Lang-dv、テンプレート:Lang-en)は、インド洋の島国であるモルディブの首都で、マレ島およびヴィリンギリ島の全域から成る街。テンプレート:仮リンクの真ん中にあるテンプレート:仮リンクの南端に位置する。
概要
モルディブの政治・経済の中心地で、貿易港でもある。目覚ましい発展を遂げる観光業のほか、主要産業の1つである漁業での水産物の加工も行われる。モルディブは各島ごとに単一の役割を担うことが多いが、マレ島はまさしく首都の島である。島の陸地全体が市街地化しており、人口は104,403人(2006年)。モルディブの人口の1/3から1/4ほどが集中しており、多くの外国人労働者も存在する。東隣のフルレ島にはマレ国際空港がある。
マレは人口密度が世界一とも言われており、人口圧力を軽減するためにマレ国際空港と陸続きの人工島「フルマーレ」を造成し移住を促しているが、諸設備がまだ整っていないため芳しくない。2006年現在、居住しているのは2004年インド洋大地震による大津波で被災した住民である。 テンプレート:Clearleft
気候
マレはケッペンの気候区分ではサバナ気候に属す。5月から12月までの長い雨季があり、残り4か月が乾季となる。マレはこの気候帯の多くの都市とは異なり、年間を通じて最高が30℃、最低が27℃程度と気温の変化が少ない気候を持つ。年間の平均降水量は1,900 mm超である。 テンプレート:Weather box
逸話
2004年12月26日、インドネシアのスマトラ島沖で発生した2004年インド洋大地震による大津波では、マレの3分の2の地域が甚大な被害に遭い、深刻な状態に陥った。幸いにマレで死者が1人も出さなかったのは、1987年のサイクロン被害への対策として、モルディブの国土を守るために進められていた日本のODAの防波堤のおかげで、津波の勢いを減少したからだと言われている。[1]