マイセン
テンプレート:Otheruseslist テンプレート:Coord マイセン(Meißen, ソルブ語:Mišno)は、ドイツザクセン州ドレスデン地方マイセン郡(Landkreis Meißen)の郡庁所在地であり、人口約2万8千の工業都市である。マイセン陶磁器とワインで有名。
地理
ドレスデンから北西に約25km、ライプツィヒ から東に約100km、フライベルクから北東に約40kmの位置にある。チェコ国境の向こう側から続く、エルベ渓谷の終点でもある。
隣接する市・自治体
コスヴィヒ(Coswig)、ディーラ・ツェーレン(Diera-Zehren)、ケープシュッツタール(Käbschütztal)、クリップハウゼン(Klipphausen)、ニーデラウ(Niederau) 、トリービシュタール(Triebischtal)、ヴァインベーラ(Weinböhla)の7市。
市構成
プロッセン(Plossen)、ケルン(Cölln)、クヴェステンベルク(Questenberg)、アルトシュタット(Altstadt)、トリービシュタル(Triebischtal)、ボーニッチ(Bohnitzsch)、シュパー(Spaar)、ツァッシェンドルフ(Zaschendorf)、レルヒャ(Lercha)、ニーダーフェーレ(Niederfähre)、チャイラ(Zscheila)の11市。
歴史
マイセンの名は、929年に初めて文章として記されたとされている。同じ年、ハインリヒ1世によりMisni(ミズニ)城が創立され、マイセンには1423年頃までマイセン辺境伯領が存在していた。その中で有名な人物に、コンラート1世(Wettiner Konrad der Große、大辺境伯)、オットー(Otto der Reiche、裕福伯)、ディートリヒ(Dietrich der Bedrängte、苦境伯)、ハインリヒ3世(Heinrich der Erlauchte、貴顕伯)などがおり、当時のザクセン選帝侯であったフリードリヒ4世(Friedrich der Streitbare、好戦公)も含まれている。 マイセン聖堂(Der Meißner Dom)とアルブレヒツ城(Die Albrechtsburg)は、マイセンのシンボル的存在。マイセン聖堂は1250年に建築が始まり、1470年にはArnold von Westfalen(アーノルド・フォン・ヴェストファレン)によってアルブレヒツ城が建てられた。
交通
水上
陸上輸送が発達していなかった時代から現在に至るまで、エルベ川は重要な輸送手段である。マイセン─ドレスデン間を定期運航している蒸気観光船が有名。また、チェコなどからの貨物船が多い。
鉄道
ドイツ鉄道マイセン中央駅からは、S-Bahn1番系統がドレスデン、チェコ国境付近のシェーナ方面へ最高30分間隔で出ている他、ライプツィヒ方面へも一日数本ほどの地域快速が出ている。
街道
ドレスデン - マイセン間には、エルベ川をはさんで南北それぞれ一本ずつ街道が整備されており、東西交流に重要な動脈となっている。北側は、高級住宅・別荘の多いコスヴィヒ(Coswig)、ラーデボイル(Radebeul) と通り、ドレスデン新市街方面へと通じ、南側は、小さい自治体の多いクリップハウゼン(Klipphausen)を抜けて、ドレスデン旧市街方面へと繋がっている。