ホンダ・ホライゾン
テンプレート:Infobox 自動車のスペック表 ホライゾン(Horizon)は、本田技研工業でかつて販売されていたSUV型の自動車である。
ホンダ独自開発車両ではなく、いすゞ自動車よりOEM供給を受けてクリオ店で販売した。米国ではアキュラの販売網で「アキュラ・SLX」の名称で販売された。
概要
1993年に締結されたホンダ・いすゞ間の商品相互補完契約に基づき、同年10月に発売されたジャズに続いて1994年2月11日よりビッグホーンのOEM供給を受けて販売された。
ビッグホーンからの外観、内装の変更点は最小限で、グリルを変更している程度である。ボディカラーやアルミホイールはホライゾン専用の物が設定されていた。
エンジンは直4 3.1L インタークーラーターボ ディーゼルとV6 DOHC 3.2L ガソリンが設定され、4速ATと組み合わされた。ディーゼル車には5速MTの設定も有った。グレードはガソリン・ディーゼルともにロータスのチューンモデル「ハンドリング・バイ・ロータス」と「ハンドリング・バイ・ロータス SE」の2グレードであった。1995年8月下旬には、廉価グレードとして「XS」(ビッグホーンでは「プレジールXS」ロングのみ)も追加された。
1998年3月19日に実施されたビッグホーンのマイナーチェンジにあわせて、ホライゾンもマイナーチェンジを実施した。エンジンが、ディーゼルは直4 DOHC 3L 直噴インタークーラーターボに、ガソリンはV6 DOHC 3.5Lに変更された。
1999年にOEM供給が終了し、モデル消滅した。
OEM車であったせいか、車の知名度も低く人気薄であった。そのため販売台数はかなり少なく、街中で見かける機会は同じくOEM供給を受けていたスバル・ビッグホーンよりは多いものの極めて少ない。
ちなみに、ホンダ資本の国際規格サーキットであるツインリンクもてぎのコースサイドには、後輪をクローラー(キャタピラ)タイプに変更されたホライゾンが2008年現在も数台設置されており、コースオフしたレース車両の撤去等に使用されている。