ホンダ・ストリート

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ストリート(Street)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたキャブオーバー商用バン軽自動車である。

初代 VD/VH型(1981-1988年)

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表

アクティバン」の豪華版「アクティ ストリート」として登場した。
発売時の現金標準価格は「標準ルーフ」で71万5,000円。
マイナーチェンジが行なわれ、AT車が追加される。また、この時ヘッドライトが角型に変更され、「アクティ」との差別化が図られたほか、エアコンがオプション設定される。
4WD車が追加され、翌年には当時クラス唯一である4WDのAT車が追加される。4WD車のみ、前輪ディスクブレーキと5速MTに変更される。
マイナーチェンジが行なわれる。ヘッドライトの形状が変更され、前輪ディスクブレーキを採用し、オプション設定だったエアコンを標準設定に変更される。MTはギア比を高速向きに変更し、2WD/4WD問わず、5速に変更される。

4速MTと5速MTのギア比の比較

4速MT 5速MT
1速 4.081 3.820
2速 2.434 2.222
3速 1.656 1.573
4速 1.130 1.031
5速 - 0.750
最終減速比 6.555 6.232

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2代目 HH1/2/3/4型(1988-2001年)

テンプレート:Infobox 自動車のスペック表

姉妹車である「アクティ」と同時にフルモデルチェンジを受ける。この代から「アクティ」の名が廃され「ホンダ・ストリート」となる。発売時の東京地区標準現金価格は「L」2WD MT車で92万円。当時では珍しいリアのスライドドアに全開閉式ウインドウを採用したことや、リアシートが足下のスペースに完全に格納されるなどの装備をし、後の「ステップワゴン」や「S-MX」などのホンダRVの原型を作った。時流に合わせフロントドアにパワーウィンドウ[1]が設定された。
エンジンはE05A直3 SOHC 12バルブとなった。出力は34PS。同型式のアクティバン同様、モデルライフを通じて4WD車はMT仕様のみで、初代に存在したAT仕様は設定されなかった。
軽自動車枠の拡大を受け、マイナーチェンジが行なわれ、660ccのエンジンを得る。全長が100mm拡大し、バンパーがある程度大型化された以外は、ほとんど外観上の変更は無い。グレードに「EX」が追加され、「X」が「G」に変わった。
一部改良が行なわれる。ハイマウントストップランプを全車標準装備し、快適装備を充実した。
マイナーチェンジが行なわれる。ヘッドライトのデザインが変更される。翌年には「アクティ」も同様に変更される。グレード構成は「EX」が廃止され、PGM-FI仕様(44PS)を追加した「FOX」と「Xi」が追加される。
一部改良が行なわれる。エアコンが新冷媒に変更され、快適装備を充実した。
マイナーチェンジが行なわれる。ウインカーレンズがクリヤー化される。グレード構成はPGM-FI仕様の「FOX」が廃止され、キャブレター仕様に「V」が追加された。
「アクティ」がフルモデルチェンジされ、乗用ワンボックスワゴンに「バモス」の名称を復活させた。「ストリート」はその後も並売されたが、2001年に販売を終了した。

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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  1. ホンダアクセスによる後付けの装置を、工場で取り付けるものであった。