ホンダ・ストリート
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ストリート(Street)は、本田技研工業がかつて生産、販売していたキャブオーバー型商用バンの軽自動車である。
初代 VD/VH型(1981-1988年)
- 「アクティバン」の豪華版「アクティ ストリート」として登場した。
- 発売時の現金標準価格は「標準ルーフ」で71万5,000円。
- 1982年6月
- 1985年8月
- マイナーチェンジが行なわれる。ヘッドライトの形状が変更され、前輪ディスクブレーキを採用し、オプション設定だったエアコンを標準設定に変更される。MTはギア比を高速向きに変更し、2WD/4WD問わず、5速に変更される。
4速MTと5速MTのギア比の比較
4速MT | 5速MT | ||
---|---|---|---|
1速 | 4.081 | → | 3.820 |
2速 | 2.434 | → | 2.222 |
3速 | 1.656 | → | 1.573 |
4速 | 1.130 | → | 1.031 |
5速 | - | → | 0.750 |
最終減速比 | 6.555 | → | 6.232 |
2代目 HH1/2/3/4型(1988-2001年)
- 姉妹車である「アクティ」と同時にフルモデルチェンジを受ける。この代から「アクティ」の名が廃され「ホンダ・ストリート」となる。発売時の東京地区標準現金価格は「L」2WD MT車で92万円。当時では珍しいリアのスライドドアに全開閉式ウインドウを採用したことや、リアシートが足下のスペースに完全に格納されるなどの装備をし、後の「ステップワゴン」や「S-MX」などのホンダRVの原型を作った。時流に合わせフロントドアにパワーウィンドウ[1]が設定された。
- エンジンはE05A型 直3 SOHC 12バルブとなった。出力は34PS。同型式のアクティバン同様、モデルライフを通じて4WD車はMT仕様のみで、初代に存在したAT仕様は設定されなかった。
- 軽自動車枠の拡大を受け、マイナーチェンジが行なわれ、660ccのエンジンを得る。全長が100mm拡大し、バンパーがある程度大型化された以外は、ほとんど外観上の変更は無い。グレードに「EX」が追加され、「X」が「G」に変わった。
- 一部改良が行なわれる。ハイマウントストップランプを全車標準装備し、快適装備を充実した。
- 1993年10月
- マイナーチェンジが行なわれる。ヘッドライトのデザインが変更される。翌年には「アクティ」も同様に変更される。グレード構成は「EX」が廃止され、PGM-FI仕様(44PS)を追加した「FOX」と「Xi」が追加される。
- 1994年10月
- 一部改良が行なわれる。エアコンが新冷媒に変更され、快適装備を充実した。
- マイナーチェンジが行なわれる。ウインカーレンズがクリヤー化される。グレード構成はPGM-FI仕様の「FOX」が廃止され、キャブレター仕様に「V」が追加された。
- 1999年6月
脚注
関連項目
- 本田技研工業
- ホンダ・アクティバン - 姉妹車
- ホンダ・バモス
外部リンク
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