ホテトル
テンプレート:出典の明記 ホテトルは、ラブホテル(ファッションホテル)を利用した管理売春の疑いが強いシステムである。
概要
店舗がないため、ラブホテル近くの公衆電話ボックスの広告ビラを通じてPRを行っている。客が主に電話ボックスに貼られた小さな広告ビラを見てラブホテルから電話をする。店はそのラブホテルに女性を派遣し性行為をさせる。女性に払った代金の一部は女性が店に戻って支払う。店舗が不要なので資金をほとんどかけず開業できるため、一時急激にその数が増えた。性行為だけを行い料金も安いことから利用者は多かった。
問題点
性感染症などへの予防は女性任せなので、危険が伴う。 非店舗でありソープランドやピンクサロンと異なり許可や届出がないために容易に暴力団関係者等が経営に参画出来る。
風適法違反の無許可営業のところがほとんどで、ラブホテルへの派遣のため管理売春(売春斡旋行為)となり、取締りの対象となる。しかし、電話は転送になっていたり、電話番号もすぐに変更されることから、なかなか摘発されない。大量に貼られた電話ボックスのビラ(いわゆるピンクビラ)も周囲の環境を害すことから問題となっており、電話ボックスへビラを貼る違法行為を取り締まると同時に、貼っている人間を逮捕し、営業者を検挙することがある。
ピンクビラに対する取締りは厳しいため、無店舗型のホテヘルやデリヘルなど、合法的な業態である本番行為なしの性風俗関連特殊営業に移行する例も見られる。類似の業態に店舗を持ち、女性と性交目的にデートするデートクラブ(デートサークル)というものもあったが、これも売春斡旋行為とみなされ、最近ではほとんど見られない。
語源
1980年代、当時のトルコ風呂並みのサービスをマンション内で行うとして、「マントル」(マンショントルコの略)なる業態が現れた。やがてホテルでサービスを行う「ホテトル」がこれにとって代わった。トルコ風呂は改称しソープランドとなったが、マントルが消滅した後もホテトルの名称は生き残っている。