バラ科
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テンプレート:生物分類表 バラ科 (テンプレート:Sname) はバラ目に属する植物の科の一つ。およそ90属2500種を含む[1]。
特徴
科名の由来であるバラを始め、野草・栽培種とも多彩な種を含む。花弁・がくは5枚、雄蕊は10本ないし多数あり、雌蕊は1本のものから多数分立するものまで多様。葉は単葉または複葉で根元に托葉がある。
サクラ、ウメ、モモなど日本で古くから親しまれている花木類、また、イチゴ、リンゴ、ビワなど果実、アーモンドなど種子が食用であるものも多い。
分類
大きく3亜科に分けられる[2]。
- バラ亜科 Rosoideae - 心皮は多数分立し(雌蕊が多数)、花托(茎に由来しイチゴの食用部分にあたる)の上に乗る。各心皮が痩果(イチゴなど)あるいは小核果(キイチゴ、バラなど)を作る。
- シモツケソウ属 テンプレート:Snamei - オニシモツケ
- キイチゴ属 テンプレート:Snamei - クマイチゴ
- Colurieae
- ワレモコウ連 Sanguisorbeae
- バラ属 テンプレート:Snamei - バラ、ハマナス
- キジムシロ連 Potentilleae
- キジムシロ属 テンプレート:Snamei - キジムシロ
- オランダイチゴ属(イチゴ属, フラガリア属) テンプレート:Snamei - ノウゴウイチゴ
- チョウノスケソウ亜科 Dryadoideae
- シモツケ亜科 Spiraeoideae - 雌蕊は1ないし数個あり、袋果または朔果を作る。
- テンプレート:Snamei
- Neillieae
- テマリシモツケ属(フィソカルプス属) テンプレート:Snamei
- コゴメウツギ属 テンプレート:Snamei - コゴメウツギ
- Amygdaleae - 子房上位の核果で種子を1個含む。
- ヤマブキ連 Kerrieae
- Osmaronieae
- ヤナギザクラ属(エクソコルダ属) テンプレート:Snamei
- テンプレート:Snamei - ヘンカクボク(扁核木) テンプレート:Snamei
- ホザキナナカマド連 Sorbarieae
- シモツケ連 Spiraeeae
- ギレニア属 テンプレート:Snamei
- ナシ連 Pyreae - 子房下位で、リンゴやナシの食用部分は花托であり、芯が果実に当たる。
- ザイフリボク属 テンプレート:Snamei - ザイフリボク
- アズキナシ属 テンプレート:Snamei - アズキナシ
- アロニア属 テンプレート:Snamei
- ボケ属 テンプレート:Snamei - ボケ、カリン
- コトネアスター属(シャリントウ属) テンプレート:Snamei
- サンザシ属 テンプレート:Snamei - サンザシ
- マルメロ属 テンプレート:Snamei
- ビワ属 テンプレート:Snamei - ビワ
- リンゴ属 テンプレート:Snamei - リンゴ
- テンノウメ属 テンプレート:Snamei
- カナメモチ属 テンプレート:Snamei(カマツカ属 テンプレート:Snameiを含む) - カナメモチ、カマツカ
- トキワサンザシ属 テンプレート:Snamei - トキワサンザシ、タチバナモドキ
- ナシ属 テンプレート:Snamei - ナシ
- シャリンバイ属 テンプレート:Snamei - シャリンバイ
- ナナカマド属 テンプレート:Snamei - ナナカマド