ハンニバル (映画)
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テンプレート:Infobox Film 『ハンニバル』(Hannibal)は1999年に出版されたトマス・ハリスの小説『ハンニバル』を原作にした2001年のアメリカ映画。『羊たちの沈黙』の続編にあたる。監督はリドリー・スコット。出演はアンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーアなど。
猟奇的なシーンが多く、日本では劇場公開時にR-15指定(15歳未満および中学生以下は鑑賞禁止)とされた。
ストーリー
全米を恐怖に落とし入れた「バッファロー・ビル事件」の解決直後にハンニバル・レクターが脱走してから10年。博士と関わり、事件の犯人を逮捕したクラリス・スターリングは、今やFBIのベテラン捜査官。
ヴァージニアで任務についたクラリスは、指名手配犯を射殺したことで窮地に追い込まれる。彼女に目をつけたのは、レクターに深い恨みを持つ大富豪メイスン。彼は司法省のポール・クレンドラーを利用し、レクターをおびき出すための餌として、クラリスをレクター捜査へ復帰させる。
その頃レクターはイタリアのフィレンツェに潜伏、名前を変えて司書の仕事についていた。この10年間、クラリスの動向を追い続けていたレクターは、彼女に手紙を出す。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
---|---|---|---|
ソフト版 | テレビ朝日版 | ||
ハンニバル・レクター | アンソニー・ホプキンス | 石田太郎 | 日下武史 |
クラリス・スターリング | ジュリアン・ムーア | 勝生真沙子 | 塩田朋子 |
メイスン・ヴァージャー | ゲイリー・オールドマン | 中尾隆聖 | 樋浦勉 |
ポール・クレンドラー | レイ・リオッタ | 大塚芳忠 | 内田直哉 |
レナルド・パッツィ主任捜査官 | ジャンカルロ・ジャンニーニ | 菅生隆之 | 勝部演之 |
アレグラ・パッツィ | フランチェスカ・ネリ | 日野由利加 | |
コーデル主治医 | ジェリコ・イヴァネク | 星野充昭 | 諸角憲一 |
バーニー | フランキー・R・フェイソン | 玄田哲章 | 北川勝博 |
イヴェルダ・ドラムゴ | ヘイゼル・グッドマン | 火野カチコ | |
フランコ・ベネッティ | アンドレア・ピーディモンテ | 成田剣 | |
ヌーナンFBI副長官 | フランシス・ガイナン | 西村知道 | |
スニード | テッド・コッホ | 楠見尚己 | |
カルロ | イバノ・マレスコッティー | 仲野裕 | |
ピアソール | デビッド・アンドリュース | 水野龍司 | |
ニョッコ | エンリコ・ロ・バーソ | 檀臣幸 | |
マッテーオ | ファブリツィオ・ギフニ | 松本保典 | |
ピエロ | アレックス・コラード | 遠藤純一 | |
少年 | ケント・ リンビル | 矢島晶子 |
- ソフト版吹き替えのクラリス役の勝生は、前作『羊たちの沈黙』のVHS版に引き続いての起用(ただし後発のDVD/BD版では吹き替えていない)。一方、レクター役の石田は、前作ではテレビ朝日版のみで吹き替えている。
- テレビ朝日版 - 初放送2003年3月23日 『日曜洋画劇場』
作品解説
クラリス役は、「同じ役は引き受けない」として断ったジョディ・フォスターに代り、ジュリアン・ムーアが担当。原作と映画では結末が大きく異なる。
テレビ放映
R-15指定のためテレビ朝日系列『日曜洋画劇場』で放送された際には、メイスンやレナルドの殺害シーンやクライマックスの晩餐シーンなどグロテスクなシーンがほとんどカットされている。
脚注
外部リンク
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