ソントン食品工業
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ソントン食品工業株式会社( - しょくひんこうぎょう)は業務用及び家庭用のジャム、フィリングを製造、販売する食品メーカー。国内で初めてピーナッツクリーム、ピーナッツバターを製造したメーカーとして知られる。
概要
社名のソントンは、創業者でありキリスト教信者であった石川郁二郎に、ピーナッツバターの製法を教えた宣教師ジェッシー・B・ソーントン(1875-1959)への敬意を表し、社名としている。発音通りなら「ソーントン食品工業」であるが、創業者は「ソントン先生」と連呼していたため異議もなく縮まってしまった。
なお、落花生をモデルにした「トンちゃん」が会社のトレードマークになっている。
沿革
- 1942年 - 兵庫県氷上郡(現・丹波市)において、ピーナッツバターの製造を開始(創業)。
- 1948年 - ソントン食品工業の前身、(株)山吉商会を東京都中央区木挽町に設立。
- 1950年 - 社名をソントン工業(株)に変更。
- 1954年 - 石岡第一工場(当時)稼働。
- 1961年 - 社名をソントン食品工業(株)に変更。
- 1964年 - 石岡第二工場稼働。
- 1966年 - 大阪工場稼働。
- 1994年 - 石岡第三工場(現在の石岡第一工場)稼働。
- 2012年 – マネジメント・バイアウトを実施。代表取締役社長の資産管理会社及びその子会社が全株式を取得[1][2]。
商品
各種ジャム、ピーナッツクリーム(瓶詰の高級品からプラスチックパック、紙パックの廉価品まで)、業務用ホイップ、フィリング、トッピング、折り込み用シートなど。
事業所
- 本社:東京都文京区千石
- 支店:東京、大阪
- 営業所:札幌、仙台、神奈川、名古屋、広島、福岡
- 工場:石岡第一、石岡第二、大阪
連結子会社
- (株)やくらいフーズ
- (株)和田山農産
脚注
- ↑ MBOの実施及び応募の推奨に関するお知らせ – ソントン食品工業株式会社 2012年8月3日
- ↑ 定款変更につき通知公告(全部取得条項設定に関する事項)及び全部取得条項付普通株式の取得に関する基準日設定公告 – ソントン食品工業株式会社 2012年11月12日