ジャック・ストロー

テンプレート:政治家 ジャック・ストロー（Jack Straw、1946年8月3日 - ）は、イギリスの政治家。本名はジョン・ウィテカー・ストロー（John Whitaker Straw）であるが、ジャックという通称の方がよく知られている。エセックス州ブラックハースト・ヒル出身で、所属政党は労働党。リーズ大学卒で、弁護士としての顔も持つ。

1997年の第1次トニー・ブレア内閣発足時に内相に就任したのを皮切りに、外相 や庶民院院内総務を歴任、さらにその後のゴードン・ブラウン政権では現職の下院（庶民院）議員として初めて大法官（司法大臣と兼任）に就任するなど、主要閣僚ポストを歴任した。1997年のブレア政権発足から2010年のブラウン政権退陣まで、およそ13年間にわたって連続して閣僚ポストに就いていた数少ない人物の1人でもある。

人物・経歴

マーガレット・サッチャー政権が発足した1979年イギリス総選挙で、ブラックバーンから出馬、下院議員に初当選。学生時代は過激な左派だったが、次第に軟化する。

トニー・ブレア内閣の1期で内務大臣に就任。在任中、スペインのテンプレート:仮リンク判事の要請により、大統領時代に在チリスペイン人への人権侵害を行ったチリのアウグスト・ピノチェト元大統領の拘束を指揮する（最終的には釈放）。

2001年からは外相 を務め、同時多発テロからアフガニスタン戦争、イラク戦争にいたる国際情勢に対処した。アメリカ追従の外交姿勢が英国内のムスリムの批判を受け2005年の議会選挙では労働党の議席減を招いたといわれる。2005年の第31回主要国首脳会議の際に発生したロンドン同時爆破事件の対応指揮のために一時、会議を欠席したブレア首相に代わり、議長として議事運行にあたった。

ブレア政権3期目においても外相に再任され重用されていたが、2006年の地方選惨敗後の内閣改造で外相を更迭され、庶民院院内総務に降格される。イラク戦争前後に、ブレアの政敵であるゴードン・ブラウン財務相への接近がブレアの不評を買ったとされる。

2007年のブラウン政権では大法官兼司法大臣に就任し、2010年にブラウンが退陣するまで務めた。

脚注

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