ジェイアール東海パッセンジャーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(ジェイダイナー東海から転送)
テンプレート:Infobox 株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズ(ジェイアールとうかいパッセンジャーズ、テンプレート:Lang-en-short)は、東京都に本社を置く東海旅客鉄道(JR東海)の完全子会社(連結子会社)[1]。
目次
概要
前身は日本食堂株式会社で、1988年6月に分社化され、株式会社ジェイダイナー東海が発足した。その後、2002年10月1日に、株式会社パッセンジャーズ・サービスと合併し、現社名のジェイアール東海パッセンジャーズとなる。
東海道新幹線「のぞみ」・「ひかり」に新幹線パーサーが乗務し、車内販売および「のぞみ」のグリーン車では車掌業務を行う。その他、新幹線車内や駅構内で販売される駅弁・飲料の開発・製造・販売や東海エリア内のキヨスク売店で販売される飲食品の開発・製造を行っている。
2006年12月にはスターバックス コーヒー ジャパンとライセンス契約を締結し、新幹線主要駅においてスターバックスの展開および運営を行っている。[2]
沿革
株式会社ジェイダイナー東海(JD)
- 1938年(昭和13年)5月 - 日本食堂株式会社設立。
- 1973年(昭和48年)9月 - 株式会社日本食堂調理所設立。
- 1988年(昭和63年)6月 - 日本食堂株式会社から分社化、株式会社ジェイダイナー東海設立。
- 1989年(平成元年)
- 1991年(平成3年)3月 - 中部厚生株式会社を完全子会社化。
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)
- 2月 - 株式会社ジェイダイナー東海フーズを完全子会社化。
- 3月 - 車内改札業務開始。
- 4月 - 株式会社ビュフェとうきょうを吸収合併。
- 1994年(平成6年)2月 - 東海旅客鉄道(JR東海)の完全子会社となる。
- 1998年(平成10年)3月 - 500系「のぞみ」で営業開始。
- 1999年(平成11年)3月 - 700系「のぞみ」で営業開始。
- 2001年(平成13年)12月 - ジェイダイナー東京工場稼働開始、ジェイダイナー東海フーズが運営を行う。
株式会社パッセンジャーズ・サービス(SPS)
- 1987年(昭和62年)9月 - 株式会社パッセンジャーズ・サービス設立。
- 1988年(昭和63年)3月 - カフェテリア列車営業開始。新幹線パーサーの列車乗務開始。
- 1991年(平成3年)
- 3月 - 車内改札業務開始。
- 5月 - 子会社として持株比率60%で株式会社トーイン設立。
- 12月 - 名古屋工場営業開始。
- 1992年(平成4年)3月 - 300系「のぞみ」で営業開始。
- 1993年(平成5年)3月 - 東京工場・大阪工場営業開始。
- 1995年(平成7年)9月 - トーインへの増資を実施し、持株比率が80%となる。
- 1999年(平成11年)9月 - 700系「のぞみ」で営業開始。
合併
- 2002年(平成14年)10月1日 - 両社が合併し、株式会社ジェイアール東海パッセンジャーズになる。株式会社ジェイダイナー東海フーズは株式会社ジェイアール東海デリシャスフーズに社名変更。
- 2003年(平成15年)
- 5月 - 新幹線高付加価値荷物輸送を開始。
- 10月 - 山陽新幹線内での営業がジェイアール西日本フードサービスネットへ変更、これに伴い福岡市などの事業所を廃止。
- 2005年(平成17年)3月 - 『愛・地球博』記念弁当「日本の味博覧」発売。
- 2006年(平成18年)
- 7月 - 株式会社ジェイアール東海デリシャスフーズを吸収合併、ジェイアール東海パッセンジャーズ東京工場となる。
- 12月 - スターバックス コーヒー ジャパンとライセンス契約を締結。静岡駅 新幹線ラチ内店オープン。
- 2007年(平成19年)
- 3月 - 名古屋新工場稼働開始。
- 7月 - N700系「のぞみ」で営業開始。
- 2011年(平成23年)3月 - リニア・鉄道館開業に伴い、館内供食施設「デリカステーション」の営業を担当。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)3月16日 - JR東海エリアでの在来線特急列車の車内販売を全廃。
関連書籍
新幹線に乗務する現役の著者が「パーサー」という仕事を明かした本。著者は2006年(平成18年)8月に朝日新聞の「天声人語」で紹介された。
関連テレビドラマ
出身著名人
- 宇都宮照信 - 鉄道写真家。旧日本食堂時代から2003年の博多事業所閉鎖まで在職
- 木村裕子 - 鉄道アイドル。2003年〜2005年まで名古屋支店に在職
- 上床美智子 - 女優。2004年〜2009年まで乗務員として在職