サンケイビル
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テンプレート:Infobox 株式会社サンケイビルは、東京都千代田区大手町一丁目に本社を置く、フジサンケイグループのデベロッパーである。
2000年以降、「管理型不動産業」から「開発型不動産業」へと転換を図り、基幹の「ビル事業」に加え、「住宅事業」、「シニア事業」へ進出。直近では「ビジネスホテル開発事業」を主要地方都市での展開を予定するなど、業界中堅としてその事業領域を広げ、全国規模のデベロッパーに成長しつつある。
2012年3月、フジ・メディア・ホールディングスの完全子会社であるフジ・メディア・サービスによる株式公開買付により、フジ・メディア・ホールディングスの連結子会社となった。フジ・メディア・ホールディングスの持ち株比率が間接保有分を含め97.50%となり、上場廃止になった。
主な物件
- 東京サンケイビル(東京都千代田区大手町一丁目)
- 2002年9月竣工。地上31階・地下4階。産経新聞東京本社などが入居。低層階は「大手町サンケイプラザ」(貸会議室・イベント会場)と商業施設で構成される「メトロスクエア」。第45回(2004年)BCS賞受賞作品、2005年の日本建築学会作品選奨対象作品である。
- 大阪サンケイビル(大阪市北区梅田二丁目)
- 1952年7月竣工(本館)。産経新聞大阪本社などが入居し、サンケイホールも併設されていたが、老朽化のため隣接する島津ビルとともに解体され、複合高層ビルに建て替える「西梅田プロジェクト」に着手。地上34階・地下3階の超高層ビル「ブリーゼタワー」が2008年7月に竣工し、階数・延床面積とも東京サンケイビルを超える最大物件となった。新ビルには、旧サンケイホールが生まれ変わった新ホール「サンケイホールブリーゼ」や商業ゾーン「ブリーゼブリーゼ」も併設される。近接地に大阪サンケイビル別館、大阪新サンケイビルもある。
- 難波サンケイビル(大阪市浪速区湊町二丁目)
- 2005年7月竣工。地上14階・地下1階。産経新聞大阪本社が大阪サンケイビルから移転した。
- ダイバーシティ東京(臨海副都心青海Q区画開発事業)(東京都江東区青海1丁目)
- 2012年4月竣工。地上最高21階建て。「ダイバーシティ東京 プラザ」と自社が管理する「ダイバーシティ東京 オフィスタワー」の二つで構成される。
- Tokyo Sankei Building 001.jpg
東京サンケイビル(東京都千代田区大手町一丁目)
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難波サンケイビル(大阪市浪速区湊町二丁目)
- New-Sankei Bldg at West Umeda.JPG
大阪新サンケイビル(左)と大阪サンケイビル別館(大阪市北区梅田二丁目)
- Diver City Tokyo -03.jpg
ダイバーシティ東京
進行(予定)大規模プロジェクト
- 大手町地区連鎖型再開発事業
会社沿革
- 1951年(昭和26年) 6月 - 大阪市北区に(株)産業会館ビルとして設立
- 1961年(昭和36年)
- 1986年(昭和61年) 2月 - 東証二部上場
- 1987年(昭和62年)
- 1989年(平成元年) 5月 - スイス・フラン建転換社債発行
- 1992年(平成4年) 9月 - 資本金94億5,346万円
- 1997年(平成9年) 2月 - 本社を東京都千代田区から港区に移転
- 2000年(平成12年)
- 9月 - 再開発により東京サンケイビル1期竣工(東京都千代田区)
- 12月 - 本社を東京都港区から千代田区に移転
- 2002年(平成14年) 9月 - 東京サンケイビル2期竣工(グランドオープン)
- 2004年(平成16年) 6月 - 神谷町サンケイビル竣工(東京都港区)
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年) 4月 - JPR神宮前432竣工(グランドオープン)
- 2007年(平成19年) 3月 - 不動産私募ファンド事業進出
- 2008年(平成20年) 8月 - ブリーゼタワー竣工
- 2012年(平成24年) 7月31日 -東証一部、大証一部上場廃止
- 2012年(平成24年) 8月2日 - フジ・メディア・ホールディングスの完全子会社となる。[1]
サンケイビルグループ
フジサンケイグループ
脚注
外部リンク
テンプレート:大手町・丸の内・有楽町高層ビル群テンプレート:Asbox- ↑ 定款の一部変更及び全部取得条項付普通株式の取得に関するお知らせ 株式会社サンケイビル プレスリリース 2012年5月15日