サリーン
サリーン(Saleen )は、アメリカカリフォルニア州アーバイン市に本拠を置く自動車製造メーカー。
主にフォード社の車のチューニングを手がけ、またその車を駆ってアメリカのモータースポーツシーンで活躍。2000年8月、ラグナ・セカで披露されたオリジナルスーパーカー「S7」によって、コンプリートカーメーカーとしても認知を広めるに至っている。
日本では2005年の東京モーターショーに出展し、同年11月より「ブルーフレーム」が輸入販売していたが、2009年10月に同社が倒産したため現在は正規輸入が事実上ストップしている。
歴史
1984年、レーシングドライバーであるスティーブ・サリーンによって創立。この会社が設立された目的は、SCCAが開催していたショールームストックカーと呼ばれる、市販車に限りなく近い状態のマシンで争われるレースにエントリーするためであった。事実、1985年にサリーン・オートスポーツと銘打ったチームで参戦を果たしているが、それ以上に大きいのが、SCCAから発効されたレギュレーションに則ったパーツを自社で製造し、それを一般のレーサーに販売したことであり、こうした会社としての姿勢がサリーン社の成長に絶大な影響を及ぼすこととなった。
1980年代から1990年代にかけて、マスタングやエスコート、フォーカスなどのチューニングコンプリートカーを販売するカスタマーとして確固たる地位を築き上げ、フォードとの信頼も厚く、現代に蘇った往年のレーシングカー、フォード・GTの組み立てを任されるほど技術力も認められているが、これに飽き足らず、サリーン社はボディとシャシーそして、レース用マシンのボディも自社生産し、S7と名づけられた、まったく新しいスーパーカーを作り上げた。スポーツカーとしての性能の高さを追求したこの車は、スタイリングやエンジニアリング面から見てもレースに投入されることは明白であり、GT選手権や耐久選手権によく顔を出し、国際的な舞台で活躍するほどのパフォーマンスをサーキットで証明している。
車種一覧
外部リンク
- Saleen,Inc.
- SALEEN.JP、オリジナルの2007年10月14日のアーカイブ
- 日本総代理店「ブルーフレーム」、オリジナルの2011年8月11日のアーカイブ