ゴリ (グルジア)

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ゴリグルジア語გორი, Gori, ロシア語Гори)はグルジア西部の都市である。ゴーリゴーリーとも。シダカルトリ地区の首府がおかれている[1]

人口は4万7059人(2009年)。

旧ソ連の指導者・スターリンの生地である。1883年までスターリンが住んでいた生家は、ゴリのスターリン博物館に展示されている。

市の中心街にスターリン像が残存していたが、2010年6月25日未明に撤去された。撤去は人目につかないよう隠密に行われ、マスコミによる取材も警察に阻止された。その代わりに、2008年のグルジア紛争での犠牲者の追悼記念碑を設置するとしている[2]

地理

ゴリはグルジアの首都トビリシの西76km、リアフヴィ川ムトゥクワリ川(クラ川)に合流する地点に位置する。標高588m。首都トビリシから延びる鉄道がゴリ駅で分岐する交通の要所となっている。

気候は変化しやすく、適度な温暖から湿潤な気候の間を変化する。夏は暑く年間平均気温は10.9度、最低気温は-1.2度(1月)、最高気温は22.5度(8月)。5月によく雨が降り、1月と8月はそれほど降らない。

歴史

ゴリはグルジア語でを意味し、町の名は付近に今も残るゴリに由来する。砦は7世紀ごろより史料で存在が確認される。考古学的調査により、砦は紀元前3世紀から紀元前2世紀ごろにはあったと推定されている。

ダヴィト4世(在位1089年-1125年)によって町が建設された。2008年の南オセチア紛争では、ロシア空軍による爆撃(ゴリへの爆撃en:Occupation of Gori)を受け死傷者が出ている。

参考文献

  1. E.M. Pospelov, Geograficheskie nazvaniya mira(Moscow, 1998), p. 121.
  2. テンプレート:Citenews

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