ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ

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ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ (Got to Get You Into My Life) はビートルズの楽曲である。

解説

本作はポール・マッカートニー作のビートルズの曲。リードボーカルも、ポール自身によるもの。1966年に発表されたアルバム『リボルバー』に収録。 モータウンに影響を受けて書いたものであることをポールが明言している。 また、「Uncut」誌のインタビューではマリファナに影響を受けた曲である事を告白した。

作詞の段階で、ジョン・レノンジョージ・ハリスンも手伝っている。ジョンとポールの共作ということだけではなく、そのいずれかだけによって作られた楽曲も、ビートルズに於いては、共作クレジット「レノン=マッカートニー」となるが、それにジョージが加わる前提は、デビュー当初の取り決めになかった。よって、作詞・作曲に携わる量の問題もあるが、基本的にはジョージの名は冠されない。

従来の正式リリースされたバージョンは、バンドのサウンドにブラスが加えられ、当時アメリカで流行った、ブラス・ロックの影響もみられる。さらに、エレキギターが、ほとんど1パート分カットされている。

1976年、アルバム『ロックン・ロール・ミュージック』のリリース時に、アメリカと日本では「ヘルター・スケルター」とのカップリングでシングル・リリースされている。「ビルボード」誌では、最高位第7位を獲得し、1976年度年間ランキングでは77位、「キャッシュボックス」誌では、最高位第3位を獲得し、1976年度年間ランキングでは89位だった。アメリカでは50万枚以上のセールスを記録している。

ザ・ビートルズ・アンソロジー2』において、ほとんど、完成バージョンに近い、別アレンジバージョンが発表された。アコースティック・ギター主体のサウンドで、ジョンとジョージによる、ハーモニーボーカルも入っている。

その後、1979年ウイングスによるイギリス国内ツアーや、1989年から1990年のワールドツアーなどで再演されている。

カバー

イギリスでは、ポールのプロデュースでテンプレート:仮リンクのヴァージョンが、1966年に全英最高位第8位を記録している。

アメリカでは1975年にブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ (BS&T)、1978年にアース・ウィンド・アンド・ファイアー (EWF) のカバー・ヴァージョンもシングル・リリースされている。BS&T のヴァージョンはビルボード誌最高位62位だったが、EWF のヴァージョンはビルボード誌最高位第9位を記録し、100万枚のセールスも記録している。

また、アメリカのロックバンド、シカゴはこの楽曲をヒントにバンド・コンセプトが決められ、人気絶頂期の1975年ライブでもカバーされている。


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