ケチュア語
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ケチュア語(ケチュアご、テンプレート:Lang-qu、テンプレート:Lang-es)は、南アメリカで話されている言語グループ(またはマクロランゲージ)である。
現在では、ボリビア、ペルー、エクアドル、チリ北部、コロンビア南部など、主に南米大陸各国で1300万人が使用している。ボリビアとペルーでは公用語の一つになっている。過去にはインカ帝国において公用語であった。
なお、言語学的に厳密な分類では「ケチュア語」という単一の言語は存在しない。一般にケチュア語と呼ばれる言語は大きく分けても10以上、細かく分ければ60以上の語彙も文法も異なる言語からなる語族である。ケチュア系の諸言語が現在のような広い範囲で通用するようになったのは、インカ帝国滅亡後にヨーロッパからやってきた宣教師たちが当時の標準語としてクスコ語の訓練を受け、南米各地に赴任した結果である[1]。
下位分類
- ケチュア語 I
- ケチュア語 II
- ケチュア語 II A
- ケチュア語 II B
- ケチュア語 II C
ケチュア語語源の言葉
ケチュア語から日本語に入った外来語としては、ジャーキー(スペイン語形: charqui, 干し肉、例えばビーフ「ジャーキー」)、コンドル(cuntur)などがあるが、いずれもスペイン語を介しているため、本来のケチュア語とは音声が異なっている。
- アルパカ alpaca
- インカ ynca 皇帝
- ガウチョ(南米の牧童) wahcha → gaucho 貧しき者(諸説ある)
- グアノ wanu → スペイン語 guano 肥料として用いられる化石化した鳥の糞など
- ケーナ kena, quena 葦笛
- コンドル cuntur
- パンパ pampa
- ピューマ puma
- マテ mate
- ひょうたん
- マテ茶
- インティライミ
脚注
関連項目
外部リンク
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- ↑ 『月刊言語』1991年5月号62-63ページ参照