グラーデ単葉機
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グラーデ単葉機(グラーデたんようき)は、日本初の動力飛行に使われた飛行機のひとつである。徳川好敏大尉のファルマン機とともに日野熊蔵大尉によって1910年(明治43年)12月19日[1]、公式飛行を行った。
ドイツでは1909年~1914年にかけて計80機が生産され、その形状から"トンボ"の通称を冠し Grade II Libelle と呼ばれた型で、製作者のハンス・グラーデ(1879年-1946年)はドイツでの最初の動力飛行に成功したパイロットである。1909年1月に自製機での飛行に成功している。
グラーデ単葉機は24馬力のエンジンの小型機で、ファルマン機が複座の50馬力の機体であったのにくらべて、大きさ・重量・価格とも小さく、現代でいえばマイクロプレーンに近い印象の機体である。 なお、日本の航空史などの資料で、グラーデ機、グラーデ単葉機、といった記述の場合は特にこの(日野大尉がドイツで購入し公式初飛行に使用された特定の機体)一機(のみ)を指している場合が多い。
今日では、レプリカが各務原市のかかみがはら航空宇宙科学博物館に展示されているほか、公式初飛行当時のプロペラは「日本最初の飛行に使用されたプロペラ」として戦前にファルマン機のものと共に寄贈されており、現物が東京上野の国立科学博物館に残っている。
スペック
※数字は資料により多少異なる。