クリストファー・ゲスト
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テンプレート:ActorActress クリストファー・ゲスト(Christopher Haden-Guest, 5th Baron Haden-Guest, 1948年2月5日- )は、アメリカ合衆国ニューヨーク市出身の俳優・映画監督・脚本家である。
来歴
彼の母親は東欧系ユダヤ系アメリカ人[1]だが、父親はイングランド貴族の出で、父方の祖父Leslie, Baron Haden-Guestは労働党の政治家、曽祖父Albert Goldsmidはユダヤ系の青年組織Jewish Lads' and Girls' Brigadeなどを設立した人物であった[2][3]。そういった背景があるが、両親は無神論者だったため、特に宗教的な背景の元で育ったわけではない[3]。
幼少期はイングランドで過ごし、ニューヨークのTisch School of the Artsで演技を学ぶ[4]。
俳優・映画監督・脚本家として幅広く活躍しているが、特に脚本を書き主演もした1984年の『スパイナル・タップ』が有名。この作品のために架空のバンド "スパイナル・タップ" を作り上げ、その全米ツアーに密着するというドキュメンタリー方式を取っている。 この手法は "mockumentary"(モキュメンタリー)と呼ばれ、彼は『ドッグ・ショウ!』と『みんなのうた』も同じスタイルで製作している。しかし2005年、彼はもうこの手法は使わないと語った。
私生活
1984年に女優のジェイミー・リー・カーティスと結婚。養子を二人とっている。
1996年に父親が亡くなったために、第5代ヘイデン-ゲスト男爵を襲爵し、1999年のトニー・ブレア内閣による改革までイギリス上院に議席を有していた[5]。
主な作品
公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1978 | ガールフレンド Girlfriends |
エリック | |
1979 | ダニー・トラビス/ダウンタウン徹底抗戦25時 The Last Word |
ロジャー | |
1980 | ロング・ライダーズ The Long Riders |
チャーリー・フォード | |
1981 | ハートビープス/恋するロボットたち Heartbeeps |
カルヴィン | |
1982 | チミノ夫人のピアノ A Piano for Mrs. Cimino |
フィリップ・ライアン | テレビ映画 |
1984 | スパイナル・タップ This Is Spinal Tap |
ナイジェル・タフネル | 脚本・出演・音楽 |
1984-1985 | サタデー・ナイト・ライブ Saturday Night Live |
||
1986 | リトルショップ・オブ・ホラーズ Little Shop of Horrors |
最初の客 | |
1987 | ニューヨーカーの青い鳥 Beyond Therapy |
ボブ | |
プリンセス・ブライド・ストーリー The Princess Bride |
タイロン伯爵 | ||
1988 | スティッキー・フィンガーズ Sticky Fingers |
サム | |
1992 | ア・フュー・グッドメン A Few Good Men |
ストーン | |
1998 | スモール・ソルジャーズ Small Soldiers |
スラムフィスト | 声の出演 |
2000 | ドッグ・ショウ! Best in Show |
ハーラン・ペッパー | 監督・脚本・出演 |
2003 | みんなのうた A Mighty Wind |
アラン(ザ・フォークスメン) | 監督・脚本・出演 |
2005 | ヘンダーソン夫人の贈り物 Mrs. Henderson Presents |
クロマー卿 | |
2009 | ナイト ミュージアム2 Night at the Museum: Battle of the Smithsonian |
イワン雷帝 | |
ウソから始まる恋と仕事の成功術 The Invension of Lying |
ネイサン・ゴールドフラップ |
脚注
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