エネルギー管理員
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エネルギー管理員(エネルギーかんりいん)とは、エネルギーを消費する設備の維持、エネルギーの使用の方法の改善及び監視、その他経済産業省令で定めるエネルギー管理の業務を行う者を言う。第二種エネルギー管理指定工場及び第一種エネルギー管理指定工場のうち製造業、鉱業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業の5業種以外の業種(例えば大規模オフィスビル、デパートなど)には、国が指定した機関(指定講習機関)の実施する「エネルギー管理員講習」を修了した者又は「エネルギー管理士」の免状取得者のなかから「エネルギー管理員」を選任することが義務づけられている。
職務
熱管理員及び電気管理員は、燃料等(電気)の使用の合理化に関して、燃料等(電気)を消費する設備の維持、燃料等(電気)の使用に方法の改善及び監視、その他経済産業省令で定める熱(電気)管理の業務を行う。
資格取得
一般財団法人省エネルギーセンターが実施するエネルギー管理員講習を受講し修了する。講習の講義内容は、それぞれ工場と事業場に分かれている。受講に際しての資格は必要なく、誰でも受講できる。 講習は1日間で行われる。
講習
エネルギー管理員新規講習の修了者でエネルギー管理員に選任された者は3年に1回再教育(資質向上講習)を受講することになっている。講習地は札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、富山市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、那覇市の10箇所で実施される。
講習科目
- 新規講習
- エネルギー総合管理に関する基礎知識及び法規
- エネルギー管理の手法
- エネルギー管理の実務
- 資質向上講習
- エネルギー総合管理
- エネルギー管理の手法
- エネルギー管理の実務
関連項目
- エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネルギー法)
- エネルギー管理士