ウギア
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ウギア(テンプレート:Lang-ar、ラテン文字転写:Ouguiya)は、モーリタニアの通貨単位。ISOコードはMRO。補助通貨はコウム(خمس)で、1ウギア=5コウムである。
歴史
モーリタニアは1960年にフランスから独立したが、西アフリカ地域では関税同盟と共通通貨CFAフランを軸とする経済協力関係が敷かれることになった。モーリタニアも独立当初は他の旧フランス領西アフリカの国々と共にCFAフランを使用していた。
しかしこうした従来の関係が、欧州経済共同体(EEC)をモデルとした新たなものに改革されたことに反発し、1973年4月にCFAフラン圏から離脱。新たに独自通貨ウギアを導入した[1]。
硬貨
1973年のウギア導入と同時に、1/5、1、5、10、20の各ウギア硬貨が発行された。このうち1/5ウギア硬貨をコウムと呼ぶが、同硬貨は1974年以降、発行されていない。
紙幣
1973年に100、200、1000ウギア紙幣が発行されたが、翌1974年に紙幣のデザインが一新された。1979年には新たに500ウギア紙幣が導入されている。
2004年に再び紙幣デザインの変更が行われ、通貨偽造防止対策が強化された。また同時に、2000ウギア紙幣の発行も始まっている。
関連項目
脚注
テンプレート:Economy-stub- ↑ 西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)における経済通貨統合 岡田昭男、外務省調査月報、2001/No.3。