ウェハー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(ウエハから転送)
ウェハー[1]、ウェーハ[2]、ウエーハ[3]、ウエハー[4]、ウェハ[5]、ウエハ[6][7](テンプレート:Lang-en-short)は、半導体素子製造の材料である。高度に組成を管理した単結晶シリコンのような素材で作られた円柱状のインゴットを、薄くスライスした円盤状の板である。呼称は洋菓子のウェハースに由来する。
形状
ウェハーの直径は50mm - 300mmまでいくつかあり、この径が大きいと1枚のウェハーから多くの集積回路チップを切り出せるため、年と共に大径化している。2000年ごろから直径300mmのシリコンウェハーが実用化され、2004年にはシリコンウェハ生産数量の20%程を占めた。
ウェハーの厚さは、製造工程での取り扱いの簡便さから0.5mm - 1mm程度に作られており、一般のシリコンウェハーの場合、外寸は テンプレート:仮リンク などの業界団体で標準化されており、直径150mm(6インチ)の場合は厚さ0.625mm、200mm(8インチ)では厚さ0.725mm、300mm(12インチ)では厚さ0.775mmとされている。厚み公差は±0.025mmである。
工程中でウェハーの向きを合わせるため、周上にオリエンテーション・フラット[8]と呼ばれる直線部、またはノッチとよばれる切り欠きが設けられている。また、結晶構造が製造する半導体素子の動作に最も適した方向となるよう、ウェハーは特定の結晶方位に沿ってスライスされており、導電型と結晶方位によってオリフラの切り欠き位置が決まっている。
種類
主要メーカー
- テンプレート:Flagicon 信越半導体 世界1位
- テンプレート:Flagicon サムコ(三菱住友シリコン) 世界2位
- テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク 世界3位
- テンプレート:Flagicon テンプレート:仮リンク(旧ヴッカー・シルトロニックAG) 世界4位
- テンプレート:Flagicon サムコ・テクシブ(旧コマツ電子金属)
- テンプレート:Flagicon コバレントマテリアル(旧東芝セラミックス)
- テンプレート:Flagicon 昭和電工
- テンプレート:Flagicon LGシルトロン(旧シルトロン)