アトムキャット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テンプレート:Sidebar with collapsible lists
『アトムキャット』は、1986年(昭和61年)7月から1987年(昭和62年)2月に「ニコニココミック」(世界文化社)において連載された手塚治虫の漫画作品。
実際のタイトルは「ア・トムキャット」(アとトの間に中黒が入っている)。
概要
「『鉄腕アトム』のリメイク」との意気込みで、晩年の手塚がとりくんだ児童向けギャグ漫画。
連載期間が半年と短いが、これは作者の執筆当時の体調のためでなく、掲載誌が休刊に追い込まれたことによる。
あらすじ
仔猫のアトムは、いじめられっ子のつぎお君に拾われるが、粗相を繰り返して、また捨てられそうになる。その道中でつぎお君とともに交通事故に遭い、危うく死にかけるが、事故を起こしたのは、何と宇宙人の夫婦だった。そして、良心をさいなまれた宇宙人の勘違いから、猫のアトムは、鉄腕アトムとしてサイボーグ手術をほどこされ、光子力がエネルギー源のスーパーキャットとしてよみがえるのだった……。
掲載リスト
- アトムキャット誕生
- アトムの初恋
- 悪霊ネコ・メフィスト
- 親のいないアトム
- 海賊の宝物
- 絵をかくアトム
- ネコのミイラ
単行本
- 手塚治虫漫画全集『アトムキャット』(講談社)全1巻
- サンデーコミックス『アトムキャット』(秋田書店)全1巻
- 秋田文庫『アトムキャット』(秋田書店)全1巻
- 手塚治虫文庫全集『アトムキャット』(講談社)全1巻