アカマタ
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アカマタ(Dinodon semicarinatum)は、爬虫綱有鱗目ナミヘビ科マダラヘビ属に分類されるヘビ。
分布
形態
全長80-170センチメートル[1][2]。頭胴部の一部液浸標本の発見例から、最大全長200センチメートル以上に達すると考えられている[2]。マダラヘビ属最大種[1]。本種が大型化した要因として、本種の生息地にナメラ属が分布しなかったことにより本種がその生態的地位(ニッチ)を占めたとする説もある[1]。背面の体色は黄褐色で、黒褐色と赤褐色の横縞が入る[1]。
生態
平地から山地に生息する[1]。夜行性[1][2]。性質は荒い[1][2]。
食性は動物食で、哺乳類、鳥類、爬虫類、カエル、魚類などを食べる[1][2]。小型のハブや[2]、孵化直後のウミガメを襲った例もある[1]。
人間との関係
方言名として「マッタブ」がある[2]。