わかる国語 読み書きのツボ
わかる国語 読み書きのツボ(わかるこくご よみかきのつぼ)は、NHK教育テレビの国語教育番組。
対象は小学生で、大人の視聴者も意識した内容になっている。3・4年向けと5・6年向けがあり(後述)、後者には「5・6年」がタイトルに冠されている。
関連図書として『NHK わかる国語 読み書きのツボ ― 小学校3・4年生向け国語番組』(飯間浩明監修、MCプレス、2005年3月発行、ISBN 978-4-901972-31-4)がある。
キャスト
- 出演者
- 声
主なスタッフ
- 音楽
- イメージキャラクター制作
わかる国語 読み書きのツボ 3・4年
2004年4月5日から2005年3月7日まで1年間放送され(初回放送は隔週月曜日午前10時 - 10時15分)、その後も2009年3月まで再放送される。小学3・4年生が対象。「『青い鳥かごの中の鳥』はどういう意味にとれるか」など、日本語の仕組みについて、興味深い例を多く用いて説明する。街の人にインタビューしたり、小学校を訪れて児童に問題を出したりする。パペットマペットが文法コントのコーナーを担当する。
初回の放送タイトルと扱う内容、放送年月日は次のとおり。
- 「ですますでございます」〔常体と敬体〕(2004年4月5日)
- 「てんでんばらばら」〔読点〕(2004年4月19日)
- 「しゃしんとるからぼうしとる」〔多義語〕(2004年5月10日)
- 「ことばのせかいのこうりゃく本」〔国語辞典〕(2004年5月24日)
- 「ツボは? ツボも?」〔「は」と「も」〕(2004年6月7日)
- 「ちゃんと言ってよ」〔が・を・に・へ〕(2004年6月21日)
- 「図書館であそんじゃおう」〔図書館〕(2004年7月5日)
- 「青いのはどっち?」〔修飾と被修飾〕(2004年8月23日)
- 「どきどきすることば」〔擬態語〕(2004年9月13日)
- 「のようなもの」〔比喩〕(2004年9月27日)
- 「ことばを作るブロック」〔熟語の意味〕(2004年10月13日)
- 「反対はどれ?」〔対義語〕(2004年10月27日)
- 「小さなはたらきもの」〔助詞〕(2004年11月8日)
- 「それが問題だ」〔指示語〕(2004年11月22日)
- 「どうやってつなぐ?」〔接続語〕(2004年12月6日)
- 「へんってへん?」〔漢字字典、部首〕(2005年1月12日)
- 「うれしいときはなんていう?」〔感情表現〕(2005年1月24日)
- 「わたしの目 あなたの目」〔人称・視点〕(2005年2月7日)
- 「分けて、まとめる」〔改行・段落〕(2005年2月21日)
- 「いいたいことは何ですか?」〔要約〕(2005年3月7日)
わかる国語 読み書きのツボ 5・6年
2006年4月12日から1年間放送(初回放送は隔週水曜日午前10時45分 - 11時)。小学5・6年生が対象。ことば・日本語の仕組みを踏まえて、考えを文章にして伝える技術や、文章を読み取る技術を学ばせる。毎回、冒頭にクイズ形式のコントが取り入れられているのが特徴。徳田章アナウンサーが「読み書きの素人代表、光浦靖子さん」「読み書きを学んでどうするの?パペットマペットさん」と出演者を紹介する。2007年度も再放送されており、2006年度ともども金曜に再放送される形をとっている。なお、2010年現在も再放送を行っている。
初回の放送タイトルと扱う内容、放送年月日は次のとおり。
- 「ばっちり伝えることば術」〔ものを描写する〕(2006年4月12日)
- 「ことばでじょうずにご案内」〔道案内をする〕(2006年4月26日)
- 「じっくり見てみよう」〔絵から読み取る〕(2006年5月17日)
- 「あたまのなかで絵をかこう」〔文章から内容をイメージする〕(2006年5月31日)
- 「だれのこと言ってるの?」〔必要な主語〕(2006年6月14日)
- 「切ってつないで」〔文を分ける・まとめる〕(2006年6月28日)
- 「せすじをまっすぐ」〔ねじれ文を直す〕(2006年7月12日)
- 「なぜかというと」〔理由を言葉にする〕(2006年8月23日)
- 「三角形で伝えよう」〔説明の三要素〕(2006年9月13日)
- 「数えてすっきり」〔情報の整理・分類〕(2006年9月27日)
- 「事実?意見?」〔事実と意見を区別する〕(2006年10月11日)
- 「ひっぱりすぎにご用心」〔結論を早めに〕(2006年10月25日)
- 「おはなしの地図」〔物語の型を知る〕(2006年11月8日)
- 「いつ だれが どこで なにした」〔5W1H〕(2006年11月22日)
- 「きいた話を伝えよう」〔再話に挑戦〕(2006年12月6日)
- 「「です ます」を使う?使わない?」〔文体〕(2007年1月10日)
- 「視点を変える」〔違う視点から物語を作る〕(2007年1月24日)
- 「和語と漢語」〔使用語彙と印象の違い〕(2007年2月7日)
- 「広告のウソを見ぬけ!」〔批判的に読む〕(2007年2月21日)
- 「反論を考える」〔筋の通った議論〕(2007年3月7日)
「あたまのなかで絵をかこう」の回では、由紀さおりがゲスト出演している。