レンコン
テンプレート:国際化 テンプレート:Otheruseslist
項目 | 分量 |
---|---|
炭水化物 | 15.5 g |
食物繊維総量 | 2.0 g |
水溶性食物繊維 | 0.2 g |
不溶性食物繊維 | 1.8 g |
レンコン(蓮根、テンプレート:Lang-en-short)とは、ハスの地下茎が肥大した物で、食用に栽培される。原産地はインド。はすね、蓮茎、藕などとも書き、主に沼沢地や蓮田などで栽培される。
内部に空洞があり、いくつかの節に分かれているが、節の長さは品種によって異なる。輪切りにすると穴が多数空いていることから「先を見通す」ことに通じ縁起が良いとされ、正月のおせち料理にも用いられる。また、レンコンを折ったときに見られる糸状の物質は、導管内壁のラセン糸が引き伸ばされて出てきたもの。
旬は10月から3月までで、「蓮根(はすね)掘る」は冬の季語である。
数え方は「1本、2本…」である。助数詞も参照のこと。
産地
日本では、作付面積、出荷量ともに茨城県が全国トップで(平成20年)、特に土浦市、かすみがうら市(旧霞ヶ浦町(旧出島村))、小美玉市(旧玉里村)、稲敷市(旧桜川村)で盛んである。
出荷量では土浦市が1位、徳島県鳴門市が2位、愛知県愛西市が3位、山口県岩国市が4位と続く。なお、通常のレンコンの穴の数は8つだが、岩国市で栽培されるレンコンは穴の数は9つであるという(もちろん自然物なのでどちらにも例外はある)。 泥のついたままの状態で出荷・販売されるが、これは光や空気からレンコンを守り、日持ちさせるためである。
おもに水煮状態のものが中国から大量に輸入されている。安価で販売されているレンコンはほとんどが中国産である。
栄養価
可食部(生からの廃棄率は20%)の約80%以上が水分で、残りは炭水化物が約15%、たんぱく質が約2%、灰分が約1%、繊維0.6%等。可食部100gの熱量は66kcal。カリウム、ビタミンC等も含むが、その他の水溶性ビタミン類の含有は微量。脂質並びに脂溶性ビタミン類も殆んど含有しない。
調理法
下準備として、皮を剥き、大抵の場合は水や酢水に入れて黒くならないように色止めを行う。特に変色を防ぎたいとき(サラダなど)には酢水の方が適しているとされる。色止めをしたものはシャキシャキとした歯ごたえになるが、しなかったものはモチモチとした食感になる。下準備の済んだものは、輪切りなど適当な大きさに切り分けられ、冷凍または水につけられた状態で販売されている。
特徴的なもの
- 煮物
- 厚めの輪切りにして煮付ける。滑らかな舌触りとシャッキリとした食感を楽しめる。昆布・干し椎茸など、乾物との相性が良い。
- 酢レンコン
- ちらし寿司のネタにも使用される。
- すり流し
- 汁物に流し入れてふわりとしたかたまりに仕上げるほか、一度すり下ろしたものを再整形して調理することもある。
- レンコンチップス
- ポテトチップスのように薄切りにして揚げた物。サラダや焼き物にかけて使う。
- 砂糖漬け
- 輪切りにした蓮根を砂糖に漬けたもの。茹でてから漬ける、揚げてから漬けるなど地域によってレシピに差異がある。
- 桜蓮根(花ちらし蓮根)
- 蓮根を漬け込んで紅色に色付けした後に輪切りにしたもの。
その他
脚注
関連項目
外部リンク
- ニコニコ動画 ハウス栽培のレンコン収穫(佐賀新聞社提供、佐賀県白石町のレンコン収穫)