もんもんドラエティ
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『もんもんドラエティ』は、1981年10月から1982年9月までテレビ東京(1982年3月5日より、テレビ大阪開局に伴い2局ネット)で放送された、テレビドラマとバラエティ番組を組み合わせた形式の番組。ドラエティとは、「ドラマ」+「バラエティ」の合成語である。
概要
この番組は、日本に引っ越してきたドラキュラ一家とお隣の鈴木家を舞台にしたコメディドラマを中心に、手塚眞自身によるホラーショートフィルムを紹介する「お茶の子博士のホラーシアター」のコーナーや、ダンスの振り付けのコーナー、ゲストの歌のコーナーなど、いくつかのコーナーを組み合わせた番組構成を取っていた。1981年10月から翌1982年2月までは毎週木曜日20時から20時54分の放送で、1982年3月から9月までは毎週金曜日20時から20時54分の放送だった。
前身番組は東京12チャンネル[1]で1980年5月から1981年3月まで放送されていた『お化けのサンバ』で、同番組出演者の石川ひとみ、坂上二郎、笹野高史はこのもんもんドラエティにも引き続き出演していた。
出演者
- 岸田森:ドラキュラ
- 辺見マリ:魔女(ドラキュラの妻)
- 石川ひとみ:ひとみ(ドラキュラの娘、お隣の鈴木家の息子・浩之に恋してる)
- 坂上二郎:先代ドラキュラ(肖像画として登場)
- 山田邦子:ブス猫(以下の3人はドラキュラ一家の居候モンスター)
- 魁三太郎:フランケン
- 笹野高史:狼男(『お化けのサンバ』から引き続き出演)
- 沖田浩之:鈴木浩之(お隣の鈴木家の一人息子)
- 「ひとみ」と「ひろくん(鈴木浩之)」が2人で登場するシーンには、ほぼ毎回「夕暮れのスケッチ」がバックに流れていた。
- ベンガル:鈴木留吉(鈴木家の主人)
- 木内みどり:鈴木くるみ(留吉の妻)
- 高田純次:鈴木ハジメ
- 手塚眞:お茶の子博士(「お茶の子博士のホラーシアター」案内役)
- 小林正岳:エレクトーン占い師
スタッフ
コーナー
お茶の子博士のホラーシアター
手塚眞扮するお茶の子博士が案内役を務めていたコーナーで、手塚自らが監督した短編ホラー映画(主に8ミリフィルムの映画、初期にはVTR作品もあった)を紹介していた。このコーナーのみDVDソフト化されている。尚、冒頭の語りのシーンにドラキュラ(岸田森)が登場し、お茶の子博士との掛け合いをやる事もあった。
楽曲
テーマ曲
挿入歌
- 「夕暮れのスケッチ」(作詞:根本要・手島昭、作曲:根本要、編曲:スターダストレビュー、唄:スターダストレビュー)
脚注
- ↑ テレビ東京への局名変更は1981年10月1日。