はっぱ隊

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はっぱ隊(はっぱたい)とは、フジテレビ系列局で放送されていた番組「笑う犬の冒険」内の一連のコントに登場する集団である。

概要

メンバーはウッチャンナンチャン南原清隆をリーダーとし、ビビる大内登大木淳)・ネプチューン名倉潤堀内健原田泰造)の6人であった。「YATTA!YATTA(やった!やった!)」という掛け声とともに独特のダンスをする。素っ裸(実際は肌色のパンツを着用)で股間に葉っぱ一枚の格好がトレードマーク。

当初はひとつのコント(初登場は「小松純也のダメ出し」コーナー)だったが、2001年4月18日にシングル「YATTA!(作曲・ダンス☆マン)」でCDデビューまで果たす。同曲はオリコン初登場6位を記録。同年6月6日には完全版ビデオクリップ他収録のビデオもリリース。

2003年3月13日アメリカABCの番組「ジミー・キンメル・ライブ!」にゲストとして出演した。大内は既に芸能界を引退していたため、代役としてダチョウ倶楽部上島竜兵が出演した。

紅白歌合戦の出演を望んでいたが出演できなかった。これに関して番組内で「NHKの気持ちがわかっていない」「衣装が紅白歌合戦のイメージにふさわしくない」「かっこよすぎてもダメ」などと出演できなかった理由を分析していた(NHK側の見解は不明)。

郷ひろみ笑う犬の冒険にゲスト出演したときに、はっぱ隊と共にはっぱ一枚で踊ったことがある。なお、通常のはっぱ隊のはっぱは緑色であるのに対し、郷のはっぱは黄金色をしていた。

2008年に「笑う犬2008秋」では、はっぱ隊がオリジナルメンバーで復活した。芸能界を引退し裏方に徹していた大内は、このとき限定で表舞台に復帰した。大内の出演までの経緯を含んだコントはDVDに収録されている。大内は2010年の「笑う犬2010寿」や「笑う犬2010新たな旅」でも登場した。

「はっぱ隊」のコント

内村光良演じる男が大学入試失敗・リストラ・事業失敗など、さまざまな状況下で落ち込んでいる。と、そこに「やったー!○○だぞ!」と明るい声が聞こえ、内村が視線を向けると股間を隠す葉っぱ1枚(実際は肌色のパンツをはいているため、間違っても股間が見えることはない)の南原が立ってポーズを決めている。すると南原は「やった!やった!」と踊りだす。続いて原田が登場、さらに他のメンバーも出てきて踊りだす。その後、「YATTA!」を歌い(初期はほかの5人が南原を胴上げ)、「ヒュルルルルル…」と言いながら去っていく。そして、最後に、内村が一言つぶやいてコントが終わる。 何の解決もせず激励だけして(雪山に遭難者を放置したり)去っていくパターンが多く、応援ソング、激励ソングのパロディ的色彩が濃い。

初期の頃は、内村の願望が結果的にはっぱ隊に横取りされる話だったが、後期になると内村を慰める集団として登場するようになる。

コントサブタイトル

サブタイトルは毎回変わっているが、英題では必ず「Green leaves」となっている。括弧内の日付はオンエア日。

  • 合格発表(2000年1月30日)
  • リストラの日(2000年4月9日)
  • マイホーム(2000年4月30日)
  • 倒産(2000年5月14日)
  • 外資系(2000年6月11日)
  • 引退(2000年9月3日)
  • 新曲(2000年10月8日)
  • 不祥事(2000年10月29日)
  • 演歌の道(2000年11月19日)
  • 契約(2000年12月10日)
  • 結婚(2001年1月7日)
  • 遭難(2001年1月21日)
  • 真実の行方(2001年3月4日)
  • 葉っぱが翔んだ日(2001年3月11日)
  • 無人島(2001年4月8日)
  • レコーディング(2001年4月15日)
  • スカウト(2001年4月29日)
  • 価格戦争(2001年5月27日)
  • 哀しきDJ(2001年6月17日)
  • スター(2001年6月24日) ※郷ひろみがゲスト出演。
  • 合格通知(2001年7月15日)
  • はっぱ隊の休日(1)(2001年9月2日)
  • はっぱ隊の休日(2)(2001年9月16日)
  • 事業仕分け(2010年1月6日)
  • 全力キャラ坂(2010年10月5日)※南原・大内のみ出演。

日本国外での反響

2005年、日本では、ルーマニアのヒット曲「恋のマイアヒ」の歌詞を無理に日本語に当て嵌めた(いわゆる「空耳」)Flashムービーがネット上に公開され話題になったが、アメリカでの同種のムービーの代表格は、はっぱ隊の「YATTA!」を元ネタにしたもので、こちらも一時期大いに流行した。歌詞の日本語を、英語に勝手に置き換えるのは勿論として(たとえば、「オハヨー」を「Ohio」に)、原曲の英語部分の発音の悪さも揶揄されており[1]、基本的には「ネタ」として流布したといえる。さらに、オリジナルのプロモーション・ビデオが本格的に作られていたため、日本語や日本文化に通じてない者の中には、ギャグであると判断できない場合が有り、印象がより強烈になったとも言われる[2]テンプレート:出典無効

また、原曲そのものの明るい内容や覚えやすいメロディも英語圏のみにとどまらず諸外国で親しまれており、YouTube等の動画サイトで各国のファンによるパロディ動画を見ることが出来る。

関連項目

英語関連項目

脚注

テンプレート:Reflist

  1. "we did it(やったぞ)"が"we didn't eat(我々は食べなかった)"に聞こえる、といった具合
  2. 英語版 Wikipedia のYattaより