たむらしげる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2013年3月23日 (土) 10:37時点におけるEmausBot (トーク)による版 (ボット: 言語間リンク 2 件をウィキデータ上の (d:Q6464876 に転記))
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

たむら しげる(本名:田村 茂、1949年11月26日 - )は、日本絵本作家イラストレーター映像作家東京都大田区蒲田生まれ。

経歴

幼少期から青年期までを東京都八王子市片倉で過ごす。桑沢デザイン研究所修了。パッケージ・デザイナーとしてトッパン・アイデアセンターに入社。4年後、絵本「ありとすいか」を出版と同時に退社、イラストレーター、絵本作家の道に進む。

初期には漫画雑誌ガロに漫画作品を発表し、それらの作品が後に発表する幻想的な作品群の原点となる。宮澤賢治稲垣足穂などの影響を受けながらも、独自の世界を創作。

1990年代に入ると映像作品などメディアを超えて活動するようになった。CD-ROM「Amusement Planet PHANTASMAGORIA」の箱庭のような小さな惑星や、映像作品「銀河の魚」の不思議な郷愁を感じる水の中の町、「クジラの跳躍」の時が静止してガラス玉になった海のしずくなどに作品の特色がよく現れている。

作品

絵本

画集、画文集

漫画作品集

  • フープ博士の月への旅(青林堂
  • スモール・プラネット(青林堂
  • 氷河鼠の毛皮(ふゅーじょんぷろだくと
  • 結晶星(青林工藝舎
  • ファンタスマゴリア デイズ(メディアファクトリー)
  • スターコレクター(架空社)
  • 水晶狩り(河出書房新社)など。

映像作品

受賞作品

Montreux, International Electronic Cinema Festival 特別賞

参考図書

  • 別冊太陽「絵本の作家たち (2)」 ロングインタビュー及び作品リスト掲載。
「たむらしげる世界展」2005年八王子市夢美術館 展覧会カタログ=初期作品、ラフスケッチなどを含む図版、インタビューなどを掲載。

関連項目

外部リンク

テンプレート:Artist-stub