いわむらかずお
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いわむら かずお(本名:岩村 和朗、1939年4月3日 - )は、日本の絵本作家。
プロフィール
東京都生まれ。東京藝術大学工芸科卒。1983年に出版された『14ひきのひっこし』(累計売上91万冊[1])・『14ひきのあさごはん』(同101万冊)から始まる14匹のねずみのシリーズは、家族のお引越しやピクニック、芋ほりに、お月見、スキー遊びといった家族団らんの喜びを描くロングセラーである。
子どもの為の哲学入門を絵本で作った「かんがえるカエルくん」など、擬人化した動物を主人公として描く作品が多い。1975年、栃木県芳賀郡益子町に移り住み、自然の中で創作活動を続けると共に1998年に同県那須郡馬頭町(現那珂川町)に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開設し、館長を務めている。
長男は「いわむらかずお絵本の丘美術館」ミュージアムショップ責任者の岩村康一朗(1965年6月29日 - )。二男は陶芸作家の岩村吉景(1974年6月10日 - )。
受賞歴
- 『14ひきのあさごはん』で絵本にっぽん賞
- 『14ひきのやまいも』ほかで小学館絵画賞
- 『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』でサンケイ児童出版文化賞
- 『かんがえるカエルくん』で講談社出版文化賞絵本賞