FN CAL

テンプレート:Infobox FN CAL（Carabine Automatique Légère）は、ベルギーのFN社が生産していたアサルトライフル。

1960年代に始まったアメリカ軍の更なる小口径化に対応するためにFN社でもFALの後継機種として5.56x45mm NATO弾を使用したアサルトライフルの開発を行い、完成したのがFALをベースとしたFN CALである。

概要

CALは、前任のFALをスケールダウンさせたような外見を持っているが、ロッキング機構としてFALのティルティング・ボルトに対しロータリング・ボルトを使用するなど内部構造は異なる。初期型ではフルオートとセミオートに加え、三点バースト射撃を行うことも可能だった。ストックは固定式と折りたたみ式が存在する。

プレス加工や鋳造を多用し、精密な部品の使用を控えるなど、FALと比べ低コスト化が図られていたが、それでもなお競合するライフルと比べ複雑・高価な傾向があった。また、強度が高くなく、トライアル中に重大な事故を起こしてしまった。その事故を重大だととらえたFN社は製造を中止した。

使用国

• テンプレート:GAB
• テンプレート:LEB

関連項目

• 小銃・自動小銃等一覧
• H&K HK33 - ライバルH&K社のG3スケールダウンモデル。